今年最後のブログ更新であります。1年間ほとんど休むことなくブログを続けて参りました。備忘録でありボケ対策の一つでもありますが、結果としてごく少数ながらもワタシのブログを訪ねて来られる人たちの事が励みになってなんとこか、ほぼ毎日更新できたことに感謝とわずかな自慢があります。
昨年末のブログには、翌年(つまり今年)のメインテーマが「心身ともに健康的に過ごすことが最大の目標」と書かれておりました。この歳になると金も名誉も要りません、元気で病気が無いことが何よりなのであります。
さて、この1年を総括して、などという立場でも大した人間でもないのですが、締めくくりに振り返ってみようと思います。
結論から一言で言えば「4T」の日々でありました。
・体調不良
・突発性健忘症
・多忙
・篆刻作品応募・・・・のTであります。
まず1Tーこの春に夜間の睡眠に問題が生じ、熟睡できず3,4回目が覚めることが発端でありました。かかりつけ医に「精神安定剤」を就寝前に1錠飲んで、と処方されたのがたしか2月、それまで「高血圧・血糖値対策・肩こり(1日2回)・血液サラサラ・高コレステロール」とあって、一日累計6錠を服用していました。
しかし、7月頃篆刻の作品作りに没頭し始めた頃から、日中に不快感・不安感を常時感じるようになり「軽い鬱病」と診断されました。精神安定剤は6時間おきに3錠、これに睡眠導入剤が加わりました。それでも胸や胃部のむかつきが収まらずもう1種類の精神安定剤(抗うつ治療薬?)が一日3回となったのです。これで一日6個が加わり、また肩こり用のビタミン剤も一日3回と判明して7個増えましたから6→13個になったのです。これにはサプリメントは含まれておりませんので、実際はもっと飲んでいるのですが・・・
2Tー元々記憶力がいい人間ではありません。自慢ではありませんが、人の名前の失念や物忘れなどは、若いころの得意技でありました。それを意識して、ボケないように「ツムツム」を10年以上続けておりますし、このブログや篆刻も手先を使い、頭を使うことで記憶力の劣化を遅らせようと考えてきたのです。
しかし、この猛暑のさ中、家内によれば尋常でない言動があったようなのです。彼女によれば、ワタシが言ったことを覚えていない・意味不明なことを口走るといったことが、2度あったらしいのです。後でネットなどで調べて見ると「突発性健忘症」という病気があり、なんでもない健康な人が突然数時間に記憶を失うことがあるのだそうです。ワタシは表の暑い中を何十分か歩いた後だったか、ともかくその前後に記憶が無い、だけでなく後から考えると過去の記憶が相当欠落していることに気づきました。5月に初めて行った新潟の長男宅、その目的は孫の運動会の代理付き添いであった、と昨晩聞かされましたが全く記憶に無かったのです。特に今年の6月以前、約2年間の記憶が断片的に大半が失われていて、秋風が吹いても失われた記憶は戻ってこなかったのです。
もしかしたら「認知症」の初期症状かもしれません。しかし、ここ数日食べたものも覚えているし、日時の感覚も失ってはいないので致命的な病気になっているとは思えないのです。家人に頼まれたことも概ね催促されずにこなしておりますし。
3Tー「多忙」であります。3月まで務めた自治会長は任期を終えましたが、無理やり相談役・監査役を押し付けられ、菩提寺の「世話人」も引き受ける羽目になりました。
日々のルーティーンとしては、朝は管理するお店の緑地帯・マイガーデンの草むしりやゴミ拾い→ブログ更新とメールチェック→新たに始めたFacebookの情報追加→メダカの世話→鉢物の水やり・・これだけでも朝5時起きで半日を費やすのです。(基本的には365日休みがありません)
これに趣味の書道・篆刻・ヤフオク・ツムツム・LINEのメッセージ交換・書道チャットなどが随時加わるので、テレビなどは点いていても、何かをしながらになるのでほとんど画面を見ていないのです。
4Tー篆刻作品の公募展出品+書作品の昇段昇級用の提出
自分の篆刻が「専門家からの評価」を通じて客観的にどんな程度までできているのかを知りたい、と思ったのです。そこで7月から公募展に出品するための作品制作を開始し20本近く彫りました。結局日展・全国書道展・日書展の三つに応募し、日展は想定通り落選、全国書道展は未確認ながら「特選」・日書展も「入選した」とのハガキの通知が来ました。
ワタシとしたら、この結果はむしろ望外といっていいのです。生まれて初めて大型印を独学独自流で彫って、何のつてもなく出品したのですから、どれも選外とされても不思議はなかったのです。これで、「鬱病」が顕在化したのではないかというのが家内の見立てでありました。そうかもしれません、約4か月身心を消耗した実感はありますね。
そんな4Tによって、自分のこれまでの人生でも「記憶に残るような」大変で忙しくしんどい1年だったのです。
来年は、なんとか失われた記憶を少しでも取り戻したい、うつ病などの体調不良を修復しいくらかでも往時の健全だった自分に近づきたい、と願うものであります。
最後になりましたがこんな拙文のブログに幾度も来られた皆様方に、深く深くお礼を申し上げる次第であります。
1年間ご笑覧賜り、誠にありがとうございました。