植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

ともあれ、巨人のリーグ優勝が決まり一安心

2020年10月31日 | スポーツ
ぐっと冷えてきました。秋らしくなってきて今朝は満月であります。畑のキャベツや白菜はギリギリ間に合ったか、結球し始めたようであります。結球しなければ固くて食べられないので処分するしかありません。

 ギリギリと言えば、昨夜はわが巨人軍がぎりぎりの延長引き分けで、ペナントレースの優勝を果たしました。ワタシの読みでは、10数試合を残して余裕で決まるはずだったのですが、マジックが一けた台になってから急に足踏みをはじめ、5連敗の挙句に1点差を守り切れず辛くも引き分け、すかっとしない胴上げとなりました。

 最後になって来が緩んだとかいう解説者も居ましたが、そうではなく、怪我人が続出して苦しい中、レギュラーは疲労が蓄積しいかにも体が重そうでした。菅野(沢村賞)、戸郷(新人賞)、坂本(2千本安打)、岡本(ホームラン・打点王)などの個人タイトルが掛かっていて休養を取らせることもままならなかったのです。

 思えばコロナで3か月も開幕が遅れ、そのひと月前には坂本・大城が感染するという波乱もありました。日程が超過密の中で120試合を戦うという過去にない変速で過酷な戦いを強いられた選手たちはさぞかし大変だったろうと思います。今年は楽天からの移籍高梨・ウィラーが大きく貢献しました。松原・増田の育成コンビも随所でいい働きをしました。小粒でもピリリと効きました。
なんといっても、大黒柱菅野の12連勝が進撃の立役者でもありました。


 個人タイトル争いも最終盤で、出来れば巨人の選手に獲得して欲しいと願うのみです。そして、次にはソフトバンクとの一騎打ち、日本シリーズであります。もうこれは、昨年の4連敗の再現が見えるようです。圧倒的な資金力・王会長の眼力、くじ運の良さなどで投手王国となり巨大な戦力を誇ります。あの天才内川を2軍に置きっぱなしにしても、なんの不足も無く、終盤に来て怒涛の連勝でぶっちぎりました。

ソフトバンクには歯が立ちません。智将・名将原さんをもってしてもいかんともし難いのです。昔のV9巨人みたいなものです。ここはひとつ「横綱」の胸を借りて稽古をつけてもらうのがよろしいかと思いますなぁ。

 故障だらけ、2流の大卒・社会人投手をだましだまし使い、1,2軍の入れ替えを頻繁に行った原監督のやりくり上手が優勝の主因であります。先日のドラフト会議の指名選手は、手術明けで1年は使えない上位、素材型の高卒選手と、来年の戦力としては期待薄であります。

 このストーブリーグで、活性化させるトレード、大野・山田というビッグネームのFA選手獲得、新たな外国人の獲得の3つで、なんとか来年に向けた体制を整えてほしいものだとこいねがう次第であります。

 祝 優勝 おめでとう原監督 

 

 
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中国の世界制覇 決定ですかね

2020年10月30日 | 時事
本日は書道教室の仲間と先生を囲んでのランチパーティでした。
ワタシが、久々に8人分のおでんやらなんやらを作ってお出ししました。たまに料理を作るのはけっして無駄にはなりません。5品ほど作って喜んで貰いました。

 明日は早くから新幹線に乗り、孫の七五三祝いで遠出となります。気ぜわしい毎日、コロナなどどこ吹く風というより、もういい加減飽き飽きしたというべきでしょうな。

 ブログも今日明日は、本来お休みにするところですが一つだけ思うことがあって備忘録として残しておく次第であります。

 ウルグアイの元大統領ホセ・ムヒカさんのお話です。御年85歳で政界を引退するというニュースを見ました。
 この方は、若き日左翼活動家としてゲリラ活動をしていたようです。2010年に大統領になってからは、議員・大統領報酬を施設に寄付し夫人と郊外で倹しい生活を続けて、世界でいちばん貧しい大統領として政務に当たったのです。
 2012年のサミットでのスピーチ「貧乏な人とは、少ししか物を持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ」という引用をして注目を浴びました。人類の大量消費や環境破壊に警鐘を鳴らし、人類の幸福がもっと違うところにあるのだと訴えたのです。

 一説によれば、世界の富の半分が100人の大富豪の元にあるということだそうです。富や資源の偏りだけではなく、無数の民から財や金品を収奪した一握りの人たちのかげに何世紀にもわたって貧困と悲惨な死をとげた人達がいることを忘れてはならないと思います。

 先日、中国では第5回全体会議(5中全会)が開催されたそうです。5年おきに長期計画を策定する共産と最重要会議です。最大の注目は「習近平さん」が、毛沢東以来の最高指導者の「党主席」復活だそうです。すでに、以前は分散させていた総書記と首相・軍トップの権限を全て集中して掌握しているのです。習さんの思想綱領を人民が支持する義務を負わせるそうであります。

 終身総書記として君臨するための憲法改正まで行っているこの方は、更に権力を一手に納め、個人崇拝させようという魂胆なんですね。実質的にアメリカと並んで世界トップの超大国が、この人一人の個人の独裁政権となっています。誰も文句がつけられず、手も出せず、世界までも思い通りに動かそうとしていることに底知れぬ不気味さを感じます。

 ムヒカさんの言う、無限の欲(おそらくは権力欲と金銭欲でしょう)の虜になっているこの「貧しき」指導者、新皇帝がこの先世界の覇権を握ろうとしているのでは、と恐れるのです。もう一方の大国では、大ぼら吹きの大男トランプさん、いささか認知が入っているバイデンさんの罵り合い。おいおい大丈夫なん?

世も末、人類の行く末が案じてならないのであります。
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冬はこれに限る  もみ殻の効用 

2020年10月29日 | 植物
 稲刈りが過ぎ新米の時期が終わって来ると、園芸センターやら農協の直営店に「もみ殻」が出回ります。同時に「わら」も販売されますが、こちらはかなり保存できるので通年で売られていますね。
 
 中学生の頃、ワタシは大分県の大分市の外れの片田舎に住んでおりました。校舎の周りは田んぼであります。授業時間の間の休憩時間は稲刈りを終えたばかりの田んぼに行っては、遊んでおりましたな。国語の授業で、出席を取る時、先生に「◯◯(ワタシの姓)こづみ君」と点呼されました。稲刈りのあと竹竿に稲穂がついた藁を乾燥の為に干すのを「稲小積み」と呼ぶのですが、廊下を歩いていた先生が、小積の周りで走り回るワタシを見かけたのでありましょう。
 とっくに鬼籍に入られた、あの安藤先生を懐かしく思い出しました。字がお上手で人格者、尊敬する恩師の一人です。

 ワタシの園芸で欠かせないのが、もみ殻と米ぬかであります。藁はホームセンターに行けば通年で販売されています。不思議なのは米ぬかは、だいたいのところには販売されず、売っていてもほぼタダ同然で売られているのに対し、藁やもみ殻は結構な値段で売られています。藁なども一抱えほどが千円以上、もみ殻も同様で、1袋500円以上いたします。
 
 米ぬかは、一般家庭ではぬか漬けか筍・大根の水煮に少量使う程度で需要が少ない(供給過剰)のか、お米やさんに行けばタダでもらえたりもします。よくいく農協では袋代50円だけで貰えます。ワタシにとっては、ボカシ肥料を作る主材料、かなりの量を必要とするのでありがたいことです。ただし、今の時期以外は、農協にいつでも置いてあるわけでないのが困りものです。

 昨日は、その米糠ともみ殻を買いました。もみ殻は大袋(おそらく100L入り位)に入って2千円でした。10Kgはあろうかと思います。これでこの冬には十分な分量になります。

 ワタシは農家ではありませんから、米農家さんがどんなふうにこれを活用しているかは存じません。ただ、非常に使い勝手が良く、いろいろな用途に使える材料であることは間違いないのです。

 まず、保温効果・保湿効果が高いです。屋外で冬越しする鉢物や耐寒性が低い植物の株元にたっぷり盛ります。具体的にはカンナ、ダチュラ、ハイビスカス、等になりましょうか。天然のマルチ材なのです。

 近年温暖化の影響で、結氷や強霜・霜柱が生じる日が少なくなったとはいえやはり零下2,3度まで下がる日があります。霜が降り零下になっても根や茎を枯らさないようにすれば冬を越せます。今年はやや耐寒性に心配がある地植え「アイスクリームバナナ」の越冬が一番の関心事です。3か月ほどかかってやっと入手できたこの苗は、まだ5,60㎝の幼苗なので凍死する心配があります。無加温の簡易ビニール温室で保護いたしますが、さらに地面にもみ殻、株には藁を巻いて防護しようと思います。

 もみ殻は乾燥させていれば腐りません。この中に秋に掘り上げた球根類を埋めておけば乾燥が防げ防虫にもなります。以前すっかりこれを失念してチューリップやヒヤシンスの球根をネットに入れて保存したら全部干からびてしまいました。チューベローズ、アシダンセラ、スパーダーリリーなどの球根は、10℃を下回るようになったら、球根類をネットに入れネームタグをつけてもみ殻の中で保管いたします。

 更に、果樹園の土づくりにも欠かせません。もみ殻は株元に厚めに撒いておけば自然に土と混ざっていきます。もみ殻は、水分・外敵や病気からコメを守るためにそもそも固く、防虫にもなる成分が含まれます。もみ殻そのものには栄養分はさほどありません。それでも非常にゆっくりと食物繊維が土壌に入っていくのです。最も効果が大きいのは、酸素を土中に取り込む通気性が向上し、ふかふかの土にしてくれるということです。

 特に果樹園は基本的に植えたら最後、耕すことが難しくなります。それで雨や歩行によって地面が締まって固くなります。すると根にとって必要な酸素が足りなくなりますし、水を吸わない土に変わっていきます。もみ殻を土に混ぜることによって根張りしやすい土に保てるという訳なのです。

 もみ殻を燻蒸して「燻炭」も作れますね。買えばこれはなかなか高価なものです。消臭・防虫・防湿など様々な効能がありますが、町中でこれを作ると消防車がすっ飛んできますから、さすがのワタシも遠慮いたしております。

 スズメも喜びますよ。せっかくマルチングした鉢も一日で周りにまき散らします。彼らにとっては餌になるものが減る冬場に「おまんま」にありつけるのですね。スズメは、ほとんど園芸の助けになることはしてくれませんが害にもなりません。

 そういえば、ヒヨドリの姿や鳴き声が戻ってまいりました。こちらはガーデニングへの影響大の野鳥であります。さてお時間、また後日といたしましょう。
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目が曇ってるのか メガネが曇っているのか

2020年10月28日 | 植物
 相変わらず、ナマクラ農法・手抜きガーデナーであります。せっかくの秋の園芸日和なのに、メダカや書道、スマホゲームにヤフオク、そしてこのブログと、自分で蒔いた種、日々大忙しで目が届きません。
 
 なにより不得手な整理清掃を怠っているので、どこもかしこも雑然としておりゴミや汚れも目立ちます。それというのもワタシの隠れ家(コンビニの裏の緑地と2階)は誰も立ち入りませんからやりたい放題、誰からも文句を付けられないからであります。

 とはいえ、このところ意を決して建物周りの草取り、ゴミ清掃、物置の片付け、鉢物の整理などに取り掛かっております。このブログもメインは「植物・園芸」なので、今少しちゃんとしなければならないのです。

 人間というのは、案外目の前にある物に気づかないそうであります。人間の脳は、過去の記憶データベースがあって、目に映っている光景はその大部分が「端折って」アバウトに認識し「こんなもんだ」という風に考えるのだそうです。瞬時に切り替わる視野の先の事象を全部把握して記憶に残すなどということは不可能で、じきにキャパシティーを超えますからね。

 自分が見えているものは現実とは違うのだと考えていいのです。例えば鏡に映る顔は自分の都合にいいようにデフォルメされ、嫌なところはぼんやりするので、いい顔に見えたりしますね。ワタシが書いている書も、書いている時はとても上手に見えるのですが、いざ写真に収めてみると案外粗が見えて幻滅したりしますな。

 朝から気合で外仕事をしていましたが、このところ全く気づかなかったことをいくつか発見いたしました。
 

 まずこれ、合歓の木です。数日前には蕾を見たような気もしますが、こんなにいっぺんに咲いていたのです。昨日もおとといもこの傍で草取りしたり、薔薇の手入れしたというのになんにも気づいていませんでした。びっくり!!
合歓の木は中国では夫婦和合のめでたい樹木ですが、巨木になるので少し敬遠されるようです。四季咲きで、春秋に開花した時はさながら桃源郷もかくや、と思います。ほんのりと桃のような芳香もあります。

それから、枯れて捨てようと思っていた鉢に若葉が!!

これは「ナツボウズ」という沈丁花の仲間、黄花沈丁花とも言います。夏の時期に葉っぱを落とすので夏坊主と呼ぶのですが、この猛暑と日照りで木まで枯れたので、ガッカリしていました。ところが、昨日鉢の片付け中に雑草の陰に隠れて新芽が出ていたのです。キャー嬉しい。(⋈◍>◡<◍)。✧♡

更に、これシイタケの原木になんとシイタケ誕生!!!
物置の陰に一本だけ置いて、たまに水遣りする程度ですっかり忘れていました。日陰のベンチ裏なので気づきませんでしたが、久々の草取りと掃き掃除で木を動かしたら裏側にありました。てっぺんはナメクジに齧られており、少し水分も足りませんが、どうしてどうして肉厚のいいシイタケです。

 シイタケの原木栽培は、7年ほど前にチャレンジしました。3年目には沢山獲れたのですが、その時には結局一度もシイタケが出ない原木が3,4本ありました。また、その2年後にはほとんどとれなくなってしまいました。本来なら5年位は次々に生るはずなのです。

 原因は「白アリ」でした。栄養のある白木の部分を食べつくし、外皮を残してスカスカになったのです。それでシイタケ栽培を諦めてしまいました。ナメクジもさることながら、原木に侵入するシロアリを防ぐ手段が思いつかなかったんです。この榾木(ほだぎ)も、来年は白アリが入るかもしれません。食べ物なので殺虫剤を撒くのも憚られるのです・・・
 しかし、今夜はバターで炒めるか、焼いて獲りたての「青柚子」を絞って酢醤油か。楽しみなのです。

 最後はこれ、ガーデニアアフリカです。
  名前の通りクチナシ(ガーデニア)の一種で、熱帯性耐寒性が低いので冬越しは屋内になります。以前近種の ゴールデンガーデニアはあえなく枯らしてしまいました。いずれもクチナシ独特の甘い香りがするのですが、ちょっとずつ違う匂いなんです。
 枯らさないよう育ててはいましたが、実は2番目の開花、最初のは萎れてから咲いていたことに気づくというあるまじき失態でした。

 それにしても、ここにいるメダカや植物の運命や行く末は、ほとんどがこのワタシに委ねられているのであります。瞠目し気を確かに世話をしなければ、と身が引き締まるのは、このところの冷え込みのせいだけではありませんね。

老化が進むと、脳と同じように眼もだんだん衰えてまいります。かすんだりぼやけたりしてまいりますな。眼鏡を洗って、ビタミン剤を飲み、ちゃんとはっきりくっきり見えるようにせねばなりません。

 
 

 

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どこよりも早いドラフト総括

2020年10月27日 | スポーツ
 昨夜は、夕刻5時から始まったドラフト選択会議、最後の巨人の12番目の育成選手指名までしっかりと見届けました。

 今年のドラフトの最大の特徴は、コロナが大きくかかわったということに尽きます。年初からの感染拡大に呼応して、ほとんどの野球の試合が中止になり、練習すら制約されたのです。伸び盛りの高校野球の有力選手は、地方大会にも出られず春夏の甲子園でその成長や実力を見せることが出来ませんでした。

 わずかに夏の交流大会各チーム1試合と、東京で行われたトライアウト(合同練習)でした。スカウトも試合が無ければその能力や調子を見極めることが出来ません。一方で選手たちの体が酷使されることも無くケガや投手の消耗も避けられたということは間違いありません。
 一方で大学生社会人は、同様に試合は皆無になったものの、少なくとも高校生の頃からずっと野球関係者の間でチェックされ、以降大学や社会人の試合では数多くデータがあるので球団側も、高校生に比べてはるかに豊富な情報を得て、状態を把握できているということになります。

 勢い、今回のドラフトの上位選手に大社の選手指名が集中したのは、編成会議でも説得性・信頼性が高いゆえの結果といえます。

 今時のピッチャーは、自己最速の球速で、ある程度のランク付けされます。少なくとも150Km以上の球速が目安になりますね。大学に行って体力・筋力がつけばそのくらいのスピードを出すようになります。こんなもので投手の力を判断するようではまぁ素人ですかな。
 
 打者を球速で抑えられるかと言えばNoであります。160Kmでも打たれ、140Kmそこそこでも勝つ投手は大勢います。要は常時速くて伸びのある速球が投げられ、コントロールが良く、変化球も高い水準の球種をいくつか投げられるということ等を総合した力なのです。

 今年は各球団とも、実力の知れた即戦力にいくという安全策をとったと言えますね。大社の選手たちは、ワタシに言わせれば、高校生の時に選択を見送られた(篩にかからなかった)やや力の劣る選手が多いのです。あるいは、もし野球がうまくいかなくても保険として学歴を身に着ければいい、というような、ある意味どっちつかず、プロ一筋に高卒で飛び込む若者とは一線を画すようにすら思います。ワタシが高校生を取るべきだという論拠であります。

 ともあれ、事前の予想通り一位指名は注目の早川君と佐藤君に集まり、くじ引きで、それぞれ楽天・阪神が獲得、そのほかの球団もほぼ順当な指名が出来ました。
 ワタシ個人の感想では、山下・元謙太・来田と非常に将来性のある高校生を指名したオリックスが最も望ましい形であったように感じます。大社のトップクラスを獲得できた広島・楽天・阪神あたりは万々歳であろうと思いますね。

 一方わが巨人は、予定通り佐藤輝明にはかすりもせず、前評判ではほとんど話題に上らなかった大学右腕「平内龍太」になりました。高校時代には指名漏れ、今春肘にメスを入れ目立たない東都の投手、しかもリリーフタイプというのは普通は1位指名しません。原さんは「菅野2世」とか持ち上げていましたが。大体◯◯2世と言われて大成した選手は少ないのです。

 巨人では2014年からみても、ドラ1・2の大社6名の投手は、誰一人1年のローテーションを守れず、怪我も多く、素人が見てもレベルが低いコントロールの無い選手ばかりでした。この連鎖が今年も続いているように思えてなりません。
 とはいえ、事前に競合するのが明らかで、外れ1位外のシュミレーションを周到に行っているはずなので、平内選手が1位指名にふさわしい、レベルが高い選手とは思いますが。

 それで、2位がワタシのにらんだ通り「山崎伊織」でありましたな。やっと私の予想が当たった(笑)。大学生としてはピカイチだったのですが、ひじを痛め手術して間もない右腕、ギャンブル指名でしょうか。しかも渦中の東海大、下位でも指名できたように思います。

 そして3位指名が中京大中京の中山礼都、やっと高校生だ!前評判も高い強打好守の内野手で、坂本の後継になり得る逸材であります。が、ここまでで、東海大相模の西川・履正社小深田・明石商来田などが残っていたのにどうなのか(残念)

その後は5位指名の秋広投手を除いてまた大社(´;ω;`)、まぁいいや、どうせドラフトで6,7人取れても一軍で活躍するのは2名くらいのもの。

 もう一人、注目された田沢投手はとうとう育成ドラフトにも指名されませんでした。日本のドラフトにかからず、いきなりメジャーリーグに入った為、有望選手が日本の野球界を飛び越してアメリカに渡るのを抑止するべく「田澤ルール」が設けられました。メジャーを渡り歩いてクビになり、日本球界に入ろうとしましたが、いかんせん35歳、日本の球団側だって、やはり意地でも取りに行きませんでしたね。

 それから、今年の巨人の選択で興味深いのが、2mの身長をもつ投手を秋広と育成阿部剣友の二人を指名したことです。大谷選手や阪神藤波、昨年の佐々木朗希と、2m近い長身選手が非常に速い球を投げるのが実証されているのです。また二刀流の可能性も現実味を帯びています。

 あとは「坂本勇人」の同姓同名の高校生捕手獲得(笑)他、計12名の育成選手指名も好ましいものであります。

 というわけで、支配下7名育成12名の指名というのは「数撃っちゃ当たる」という理にかなうものです。また、手術をしたのを承知で有望な選手二人を指名したリスクテイク、4年連続の外れ1位の競合を回避できたということなどを総合的に判断すれば、ワタシの採点は80点であります。
 くじ外しはたいした減点ではありません。有望な高校生指名が少なかったこと、ワタシの母校「賀来中学校」出身の川瀬をパスしたことがマイナス査定でありますな。それでも、今までの目を覆うばかりの結果に比べれば、はるかにましなのです。

 これで、既存の選手たちは穏やかでなくなりますね。ベテラン選手、中堅で2軍暮らし、育成枠から出られない若手、戦々恐々でありましょう。




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