へんくつゃ半睡の「とほほ」な生活!

 奇人・変人・居眠り迷人。医療関連を引退⇒
某所で隠遁準備中。性質が頑な、素直ではなく、
偏屈でひねくれています。

【歩】江戸時代は再生利用!@江戸を歩く

2008年12月08日 | 江戸を歩く

再生利用(リサイクル)

 

 江戸再生利用(リサイクル)業

http://www.gakken.co.jp/kagakusouken/spread/oedo/02/kaisetsu3.html

 

 江戸時代は二百六十五年間続いた。

 

 徳川幕府が政権を維持できなくなったきっかけは、亜米利加(アメリカ)の
軍艦がやって来て威嚇するという、徳川幕府にとって予想もしなかった
外交上の大事件だった。

 

 国民の不満が噴出した革命運動によって政府を打倒したのではないから、
あのまま外からの干渉なしに放っておかれれば、まだ十年や二十年は続いた
だろう。

   

 今になって考えると二百六十五年も平穏に続いた江戸時には、この国を
平穏無事に維持運営するための智恵が満ちているはずだ。
 しかも、学者や思想家が考える紙の上の空論と違って、とにかくも長い期間
続いた実績がある。


こうすれば、うまくいくはずという夢や予想ではなく、


こうやって、うまくいっていたという実例をいくらでも探すことができる。

   

 不思議なことに、明治以降の日本人は、江戸時代からほとんど何も学ぼうと
しなかった。
 学ぼうとしなかったどころか、江戸時代にやっていたことの長所を探しもせず
粗(アラ)探しに熱中し、旧いやり方を全て《旧弊》とか《因循姑息》とかいって
叩き壊して、新しい制度や方法に切り替えた。

 

 新政府にしてみれば、国民がなじんでいる伝統的な方法をそのまま続けていれば、
自分たちの存在価値自体が危うくなると思ったのだろうか。すべて欧米式の方が
すぐれているいるといって、変えられる限り変えてしまった。

   

 

 もちろん、江戸時代にやっていたことのすべてが良かったはずはないし、変える
ことがすべて悪いわけではない。

 

再生利用(リサイクル)」を、見直してみませんか!・・・

 

   

引用・参照

お江戸の科学 学研 落語からお江戸を探ろう

「雑学 大江戸庶民事情 石川 英輔 著 講談社文庫」
大江戸開府四百年事情  石川 英輔 著 講談社文庫

コメント (21)
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