太宰治の「津軽」を読んだら津軽に行きたくなった。それとも津軽に行きたい気持ちがあったから「津軽」を読んだのか。
春場所で優勝した尊富士が五所川原市出身で、五所川原の立佞武多のことが気になった。
いろいろな要素があって、津軽に行きたくなった。
子もお泊りに行きたいと言う。
7月の下旬に一度弘前のホテルを予約したのだが、台風が近づいているから延期して、お盆明けの土日に津軽への旅に出かけた。
無職の夫と、もう高校生の子と、3人で。
五所川原市の立佞武多の館(たちねぷたのやかた)。
すごい大きい。迫力がある。
これ街のなか練り歩くのすごくない?
立佞武多の館はこの大きな佞武多が出陣できるように、壁が一面扉になっていて大きく開くようになっている。
エレベーターで立佞武多の顔の高さまで上って、間近で見ることができる。
大きいだけじゃなくて、とても精巧。裏側まで細かい絵が描かれている。
これ立体的に作るの技術すごいね。
長らく廃れていたものが1996年に有志によって復活、現在まで続いているそう。
8月初旬の祭り本番のときにも来てみたいね。(青森県内は祭りシーズンには宿代が倍になり、さらに予約も取れないので今回は時期をずらした)
徒歩圏内に吉幾三さんのミュージアムがあるとのことで、ついでに行ってきましたよ。
歴代の衣装やレコード、ギター、愛用品などたくさん。
ファンの方は訪れた方がいい。
子がまた行きたいと言ったので、かつても訪れたわさおの家へ。
前回訪れたときは、わさおは営業に出かけていて会えなくて、その後亡くなってしまった。
わさおの養女のちょめがいた。暑くてかちょっと元気なく...。
名物のイカ焼きがおいしかった。
店内にはわさおの写真がたくさんある。
ファンの方は訪れた方がいい。
今回の津軽旅で、ぜったい訪れたかったところ。
それは木造駅。
JR五能線の駅舎、なんと遮光器土偶。
駅のなかでお土産物などを見ていたら、同じように観光で来たご夫婦、奥様の方が、「駅員さんに言えば目を光らせてくれるって!」と旦那様に言っていた。
私も、目が光るところ見たい!
旦那様は恥ずかしいのかあまり乗り気じゃないご様子。
なので私が割り込んで、「目が光るところ、見たいですよね!」
と声を掛け、「ですよねー!」と意気投合。
電車がくるタイミングでも目は光るのだが、まだ20分くらいある。
奥様といっしょに駅員さんにお願いしに行った。
「見終わったら声をかけてください」と駅員さん。
手動で止めなければならないのであろう。
駅舎から外にでて遮光器土偶を見ていると、
ピカピカ!
目が光った。
カラフルに目の色がピカピカ変化している。
目からビームみたいに光がでるのかと思ったらちがった。
ちゃんと駅員さんに言って止めてもらいました。
その後、電車の時間が近づいたらその時間を狙って観光客がけっこう来ていた。
珍駅。
夜は弘前市に泊まり、夕飯を食べに入った居酒屋がすべて大皿ですごいボリュームで、少食の私たちは食べるのがたいへんだった。2キロ体重が増えた。
二日目に続きます。