銀の砂時計

Elegant~美しい旋律に調和する良質な風景・生活空間を求めて

「幸」あるEIZO製品で暮らしにHappyを!

2008-11-16 14:55:14 | 良質な生活グッズ
11月7日に開催されたEIZOの体験会に参加してきました。





開催された場所は「EIZOガレリア銀座」です。Macユーザーの方ならアップルストアの近く東銀座駅側と言えば、だいたいの場所は分かるかもしれませんね。
EIZO Galleria 来場者&アンケートキャンペーン実施中!

体験会に参加して一番感じたことは、EIZOの製品にはその底辺に
「幸(さち)」
の思想が流れているように感じられることでした。上に掲載の写真や「幸」などという言葉を記事内で組み合わせているからといって、けして手相占いのお話ではありませんので誤解無きよう・・・(笑) 

今回のテーマは「FORIS.HD」と「C@T-one」の開発にかかわるお話。EIZOの開発部門の方から直接のお話を伺えるという興味深い体験会となりました。









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まずは「FORIS.HD」について・・・EIZOが手がける高品位のテレビという位置づけのようですが、既に家電業界では猛烈な激戦となっているテレビ分野にあっての商品展開ですから、それなりの特徴を持たせなくてはならないはずです。そこでPCモニターで技術的な蓄積のあるEIZOでは、
「絵創り」
というコンセプトを明確に打ち出してきました。

もちろん印象的かつハイセンスな本体デザインも重要な部分でしょう。実際、このテレビのデザインは素晴らしいです。しかし、やはりテレビとしての「映像」は特に重要になります。そこで鍵となる「絵創り」というコンセプトが生まれたと思われます。この発想には関心を寄せる方も多いのではないでしょうか。

このテレビは、ぜひとも「EIZOガレリア」にて実物を観ていただきたいです。それは一目観ていただければ納得する
「やさしい映像表現」
を実感していただきたいからです。映し出される「映像」がとてもやさしい表現になっていて、開発コンセプトの帰結がココに集結しているのかなぁ〜と感じてしまいます。

家電量販店で見かける一般的なテレビは、とにかく明るく、エッジがクッキリ&ハッキリという表現のものがほとんど。確かにシネマモードなどのモード切り替えも付いているのですが、やはり鮮やかすぎる表現が「身にしみる」というか、目が疲れることが多いような気がします。特にデジタル処理の進んだ近年のアニメ作品では、子供向けの30分番組でも目が疲れてしまったり・・・
#せっかく大画面にしたのに、目が疲れるなんて(T.T)

そのような現代の流れの中にあって、EIZOが提案する「やさしい映像」は新しい潮流として高く評価したいですね。


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「やさしい映像」を提供してくれるハードウェア的な仕組みでは
「自動シャープネス機能」
「黒レベル自動調整」
「明るさ自動調整機能」
といった3つ特徴ある機能が組み込まれています。特に目の疲れやすい体質のわたしにとって嬉しいのは「明るさ自動調整機能」で、周囲の環境に応じた明るさ調整を自動で行ってくれるセンサーが付いています。その他の機能も、現代のテレビに要求される高画質を得るために重要な働きをしています。
詳しくは・・・
フルハイビジョン液晶テレビ「FORIS.HD」

明るさセンサー






特徴的な3つの機能が実現しようとしている共通項は
「高画質」と「快適性」
の2項目。そして特に快適性の中に含まれる快適な画質という観点では、
「幸画質」
というコンセプトが体験会の中で紹介されました。このコンセプトはEIZOのテレビがもつ特徴をうまく表現していると思います。快適性の中から幸福を得るとでもいうのでしょうか、ちょっと欲張りなことかもしれませんが、やさしい映像表現の中からは開発者の熱いメッセージ「幸画質」を感じ取ることが出来ます。

今までに無い「やさしい映像」がもたらしてくれる暮らしへの効果は大きいと思います。目にやさしいテレビ画像表現はセンスの良い本体デザインと相まって、新しい生活を提案してくれています。

美術館の冊子のように美しい作りのカタログ





ちなみに音響面ですが、テレビとしては良く出来ている方かと思います。独特なスピーカー部のデザインも新鮮で、音場の奥行き感は少ないものの、素直な音響表現をしているのではないでしょうか。テレビとしてなら、満足できると思います。

スピーカー部分




クラシック音楽が好きなオーディオファン(AVではなく、純オーディオ)の方が、このテレビを組み込んでも面白いかもしれません。映像がやさしいので、柔らかい音色系のクラシック向けシステムでもマッチするでしょう。もちろん、音に関しては普段使っているオーディオシステムから音声を流すことになると思いますけど・・・


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もう一つのトピックは「リモコン機能付きマウス C@T-one 」ですね。マウスとテレビのリモコンが一緒になっている斬新な製品。わたしもMacと古いソニー・トリニトロンテレビの併用環境で、毎日使っていますよ。



使い始めて分かるのは、計算された絶妙な大きさが使いやすいというところ。シュークリームのような直径のマウスは、円形でありながら手になじむ大きさゆえ、自然な指配置で扱うことが出来ます。

マウスに手を伸ばし、触れて操作する・・・この一連の動作はしっかり組み合わさって奏でるアンサンブルのようなもの。無意識に扱うところが多い反面、持ちにくかったり、押しにくかったりといった操作上の不協和音があるとアンサンブルは成り立たず、たちまち使いにくい製品になってしまいます。よって、一番のポイントは扱いやすさでしょうね。

新しいリモコン付きマウスを生み出すにあたって、EIZOの開発陣も細かく検討を重ねたようですね。特にマウスの大きさを決定する上で検討されたポイントを図解したのが、本記事の冒頭の写真。手相占いのような絵柄ですけど、しっかり科学的な検討が加えられて大きさが決定されたようです。

マウス(リモコン)は実際に触れて扱う周辺機器ですから、「使いやすい」という部分は製品上の生命線のはずで、他にもクリック時の感覚、テレビリモコン部も良く考えられています。


☆クリック感の適正化
何気ない裏側のカタチにも「使いやすさ」への工夫が!





☆円周部の造形の違いでボタン位置を把握させる工夫




***
わたしが感心したのはテレビのリモコンで使用する赤外線発信部の構造。デザインの関係で曲面になってしまう赤外線レンズは、赤外線が拡散してしまわないように工夫されているとのこと。



「え?赤外線??」
と思う方もいるかもしれません。実は赤外線の発信部は極めて重要なのです。リモコンの操作情報は赤外線で伝達されるのですが、赤外線の照射がうまく設定されていないとリモコンとして全く意味を成さなくなってしまいます。

以前、わたしは外国製の格安冷風機を購入したことがあるのですが、製品に付属していた赤外線リモコンが全く使い物にならず困ったことがあります。製品受光部至近距離の正面から操作してもリモコンが使えず、リモコンを違う方向に傾けるとリモコンが動作する・・・明らかに信号を載せた赤外線があらぬ方向に拡散・屈折してしまっているようでした。偶然、使っていた日本製ビデオのリモコンが冷風機に反応することをみつけ、ビデオのリモコンで冷風機を使っていました。ボタンの順番はメチャクチャでしたけどネ。

この時の経験から、赤外線の発信部はとても重要な部分であること、格安の外国製品には屈折など考慮されていない部材が使われている場合があることをイヤと言うほど思い知らされました。

ですから、
「しっかり設計に組み込まれている」
との話には
「さすが、EIZO」
と思ったわけです。
(^^)//パチパチパチ

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この他、リモコン機能付きマウス C@T-one には、電池を安心して使う機能、本体に傷を付けにくくするデザイン上の工夫など、隠れた工夫が凝らされている製品です。ここに流れるコンセプトとしては、
「好感触の使いやすさ」
というものを感じさせます。

もちろん出たばかりの製品と言うこともあったか、省電力モードからの立ち上がりが若干遅めなので改良されるといいなあ〜、電池切れお知らせランプが欲しい、マウスホイールに丸みが欲しいなど、わたしからの要望もあるのは事実です。しかし、これらは細かい部分での要望であって、全体の「好感触」という部分は揺るぎないものとして確立していると思います。

体験会では出てきませんでしたが、「好感触の使いやすさ」というものを更に昇華させた表現として、
「幸感覚」
のリモコン付きマウスと表現したいですね。マウスを操作、横でテレビを観たいときは裏返してテレビのリモコンになる・・・これはチョット幸せな使い心地といえますね。


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2つの製品FORIS.HD」と「C@T-one」の魅力につながるお話が聞けて、とても面白かった体験会でした。

目にやさしい映像表現が印象的な「幸画質」テレビ、手になじむ使い心地がうれしい「幸感覚」のリモコン付きマウス。どちらもハイセンスなデザインに身をまとい、家庭内のどこで使っても違和感なく溶け込むことが出来そう・・・使う楽しみを感じられると思います。

「幸(さち)」あるEIZO製品で、暮らしを Happy & Elegant に演出できたらいいですね☆彡

EIZOダイレクト


そして、カタログの表紙にある一言。
グッとくる言葉です・・・
(^_^)