銀の砂時計

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「名曲探偵アマデウス」が面白い!

2008-11-17 11:28:44 | 音楽空間
自室用の古いテレビが復活してからと言うもの、休日はテレビを観ることが増えました。居間の液晶テレビで観れば良いのですが、コチラの方は地デジだけの設定のため、BS系番組が好きなわたしはあまり観ません。

復活したテレビ環境でお気に入りになった番組があります。それはNHK-BS2(BShi)で放送されている「名曲探偵アマデウス」です。番組自体は地上波の番組宣伝でみて、
「コレは!」
と興味をそそられたものの、そのままになっていました。その番組と出会ったのが、11/16夜のこと。ドヴォルザークの交響曲第9番を扱っている時でした。

コミカルな芝居仕立てのなかで繰り広げるクラシックの定番曲「新世界交響曲」への推理。音楽バラエティー番組なのに、楽曲に対する分析的な解説にはワクワク・ドキドキの連続。そのまま座り込んで見入ってしまいました。

ドヴォルザークの9番なんて、もう数えきれないくらい、まるで暗譜するかのごとく脳裏に焼き付いている曲です。ただ、今まで何となく漠然とした意識の中で感じていた事柄や、旋律の構造などを映像を踏まえながら解説していくため、番組の中に思わず引き込まれてしまいます。そして、観ている人に初めてであった楽曲のような新鮮な驚きを与えてくれます。

「面白い!!!!!」


***
そして先日は、モーリス・ラヴェル「亡き王女のためのパバーヌ」がテーマになっていました。「王女」の謎解きストーリーも楽しめるのですが、わたしとしては旋律の解説部分が一番面白いです。調の特徴、使用している音階の由来など、もっと詳しく解説してほしいくらい。ドップリ漬かりながら番組を楽しんでいます。

そして、
楽譜を見ながら、楽しむのもありなのかな?・・・
ふと、そのように思ったりもします。今までとは違う側面から、聴きなれた曲に接すると、もっと世界が広がるかもしれません。

「名曲探偵アマデウス」
面白い番組ですよ☆彡




ラヴェル / ボレロ、亡き王女のためのパヴァーヌ
フランス国立管弦楽団
ソニーレコード

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