銀の砂時計

Elegant~美しい旋律に調和する良質な風景・生活空間を求めて

「墨」の記憶

2009-11-10 00:53:38 | あきかぜ便り~日記
近鉄電車の駅に置いてある「近鉄ニュース」。たしか先月/10月号だったと思うのですが、読んでいてビックリしたことがあります。

書道で使う「墨」の紹介記事が出ていました。奈良の「古梅園」というところで発売されている墨「紅花墨」に関しての記事です。
古梅園「紅花墨」(楽天市場検索結果)



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写真を見た途端、わたしは
「うわぁ~」
と、思わずうなってしまいました。この墨、良く知っていますよ。
だって、使っていましたから・・・
それも中学の書道の時間で。

見覚えのある箱、墨の表面。確かに使っていた墨に間違いありません。いま、初めて知りましたが、この墨は老舗のお店が作っている墨だったのですねえ。知りませんでした。

そして2度目にビックリしたのが、お値段。いやあ、これは中学生が授業で使う墨のお値段ではないのですわぁ。何も考えずに、ガリガリ使っていたような記憶がありまして、ちょっと反省しています(汗)。

そういえば、当時の先生から
「いい墨、使ってるね」
と、言われたような記憶もかすかにあります。

使っていたわたしと言えば、黒々しい黒ということでなく、どことなく透明感のある黒というイメージの墨でしたので、
「変わっているねえ」
程度にしか考えていませんでしたね。


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いま調べてみると、他に桜墨というものも記憶にあります。いずれも家に置いてあったものを使っていましたが、どうしても使わせてくれなかった墨もありましたっけ。

こういった墨が複数置いてあったわたしの家・・・なんだか不思議です。