くるりぴょん、くるりこぴょん

忘れっぽいわたしのための記録。何年か先に、振り返ることのできる思い出を貯めるために。

じいじとばあばへ

2019-06-17 08:04:05 | ミルキーのこと
ミルキーが就職して2ヶ月半が経った。なんだかんだと頑張っている。お給料も2回もらった。

先日の初任給でわたしとマイケル、マイケルの両親、マイケルの兄妹、わたしの弟二人、そして母と死んだ父にプレゼントを用意してくれた。

マイケルの親兄弟にはゴールデンウィークに帰省した際に渡し、わたしの親兄弟は今日渡したいと、わたしと一緒に実家へ向かった。

小さい時は一人で電車へ乗り継ぎ遊びに行っていたのに、お母さんのトイレの失敗を話してから、ミルキーはビビって一人では行きたがらなくなってしまった。

医療に携わる者としていささか恥ずかしい気もするけれど、気持ちはわかる。

ミルキー 「ばあば!」
お母さん 「おやおや、ミルキー」
ミルキー 「ミルキー、来たよ!」
お母さん 「どうした?」
ミルキー 「プレゼント持ってきたの」
お母さん 「今日は何の日だ?」
ミルキー 「ミルキー、お給料もらったから」
お母さん 「なんだ、なんだ」
ミルキー 「ばあば、お手紙読んで」
お母さん 「なになに?」

『四月から社会人になり
自分で稼げるようになりました。
プレゼントのマグカップ
たくさん使ってくれたら嬉しいです。
これからも元気で長生きしてね。
ミルキーより』

お母さん 「稼げるようになったか。たいしたもんだ、一人前だな。お手紙、仏壇に上げてじいじにも読ませてやって」

ミルキー 「見て、じいじとお揃いの色違いのカップだよ」
お母さん 「じいじとばあばの名前が入ってるな。じいじは死んだぞ」
ミルキー 「わかってるよーでもじいじ、たくさんミルキーのお世話してくれたからお礼だよ。ばあばはもっと長生きしてね」

ばあばは十分長生きしている(^_^;)

孫からのプレゼントはとても嬉しかったようで、じーっと手紙とマグカップを眺めていた。普通のマグカップだけれど、絶対教祖からのお下がり、感動なんだろうな。

お母さん「ミルキーのお給料が減っちゃったからお小遣いやらないといけないな」
ミルキー「ミルキーは社会人だからもう要らないよ。ミルキーがばあばにお小遣いあげる」
お母さん 「大変だ、もったいなくて使えないぞ」

絶対教祖として最強の集金マシーンだったミルキーもこれからは3人のじいじ、ばあばにお返しするそうだ。良い心掛け、偉いぞ、ミルキー。




昼間ミルキーがABCクッキングスタジオで作ったシュークリーム。みんなで美味しく食べた(*´∀`)( ゚∀゚)(゚∀゚ )


ある宗教の勧誘とお母さん

2019-06-17 07:24:26 | お母さん
お母さんと同居しているAくんから聞いた話。Aくんの部屋は玄関に一番近い部屋。

先週の日曜日の午後、ピンポンが鳴ってお母さんが出ていったらしい。

すると、女性二人連れのお客。こんにちはーの挨拶の後、お母さんに生活について不安はないかと大雑把に聞いてきたそうだ。

この手のお客さんは小さな不安を吐露したら最後。あの手、この手で一緒にその不安を取り除いていきましょう、神様仏様の力をお借りしてと続く。

そして女性たちはうっかり、目の前に地雷があるとも知らず、話を聞いてくれそうな一見愛想の良いお婆さんに少しユニークな宗教解釈を口にしてしまったらしい。

さあ、大変。お母さんは小さくとも代々続く浄土真宗の寺の娘、門前の小僧だ。そして、教科書通りの日本史が大好物だ。

新しく記憶することは苦手でも、昔の記憶はいくらでも出てくる。

お母さんが何度も「それは間違っている」との指摘に「そういう見方もありますね」と優しく応じていたらしい。

女性二人組は途中、かなり早い段階でここはヤバいと思ったに違いない。でも、もう後の祭り。

玄関先で延々とお母さんの講釈を聞く羽目になったらしい。Aくんの話では1時間はいたよう。

Aくんに、「それでどうやってその人たち帰らせてもらえたの?」と聞くと、「今度一緒にまわりましょう」とか言っていたそうだ。

二度と来ないな。笑

今日も良い天気だった。窓を開けると東に月、西に富士山。