くるりぴょん、くるりこぴょん

忘れっぽいわたしのための記録。何年か先に、振り返ることのできる思い出を貯めるために。

大きい戦車と豆タンク

2019-10-06 21:40:00 | プール&スポーツクラブ
先週月曜日は平泳ぎを習う日。約束の10分前にプールエリアに着いたら、トレーナーHくんが泳いでいた。

出来は悪くても一応わたしも弟子。お師匠さんが泳いでいればキャップとゴーグルで顔が見えなくても泳ぎ方でどれが彼だかわかる。

「速い人かつ腕が長い」は大ヒントになるのだけれど、そもそも回す腕の軌道と泳ぐ姿が他の人と違うから簡単に区別がつく。

こちら岸で彼が泳いで戻って来るのを待っていると、「お、くるりさん、こんばんはー、始めます?」

本当は10分でも少し泳いでからがよかったけれど、わたしのような素人はその程度何かしたところで変わらないかと同意。

「この格好でもいいですかー?」

この格好というのは、スポーツクラブのロゴが入ったスタッフ用ロングタイプの水着ではなくて、プライベート用のショート丈サーフパンツ。着替えるのを面倒臭がっている。何でもいいよー。

ダンスレッスン後なのでウォーミングアップは必要ないと思うのだけれど、とりあえず促されてコースを歩いた。しばし、お喋りタイム。

「Hさんが泳いでいたら、わたしすぐにわかるよ」

「どうしてですかー?」

「みんなと違うもん」

「どこがですかー?」

「腕。水車みたいにぐわぐわ出てきて、それでどどどどーって戦車みたいにやってくるの」

「水車で戦車ですか?(笑)」

以前、Hくんが泳いで向かうから、潜って正面から見るように言われて、潜って見ていたことがあるのだけれど、それはもうジョーズみたいで怖かった。でかいからクロールもバタフライも両方怖い。

わたしは素人&勉強意欲もないので、水泳用語について無知。

手の掻き方に名前がついていても知らないのだけれど、ここのプールでクロールで泳ぐ人を見ていると、肘から水面に上げてコンパクトに掻く人、水面すれすれを横に回すように掻く人が多い。

そういう中で彼は水車みたいなのだ。半月を描くように、だから分度器に見えるのだけれど腕の動線が大きくて、そして左右差がない。

「あの速い人は肘から上がってくるでしょ、あの人は溺れそうだから違うでしょ、あの人は片手は上を通るけど反対は水面すれすれでしょ」

「うんうん、そうですね。僕はどうですか?」

「だから、水車みたいで戦車。」

「格好いいですか?」 

「格好いいよ(^_^;)」

「ありがとーございまーす!」

言わされた感...f(^_^)

「水車ですか。自分の泳ぎってどんなのかわからないから、見てもらっていてよかったです」

「くるりさんもきれいに泳げてますよ」

自分が教えた弟子にそんなことを言うのは、自分で自分を褒めているようなものだ。
本当かどうか、今度カメラで撮ってもらおう。

ん?待て待て。一抹の不安。前にHくん教わった生徒は、泳ぎ方が同じだからわかると言っていたトレーナーがいる。

もしかして。わたしもあんな戦車みたいな泳ぎなのだろうか?豆タンクみたいな?そんなの嫌なんだけど!女子っぽい泳ぎがいい!大丈夫かな。


今朝、朝顔をアップで撮ろうとしたらこんなのが撮れた。失敗だけど、なんだかプールのお水の色に似ていて、きれいだと思ったががが。
溺れているようにも見えて、いろいろ思い出したりして。