くるりぴょん、くるりこぴょん

忘れっぽいわたしのための記録。何年か先に、振り返ることのできる思い出を貯めるために。

発掘現場から出土(ゴリラーマンと奥様は魔女)

2020-05-19 17:18:00 | 発掘
台所の発掘調査が終わって、新しい現場で働くわたし。今日はクローゼットを調査している。開かずのクローゼット奥から出てきたものは!

大好きだった漫画、ゴリラーマン。白武高校に転校してきた主人公のゴリラーマン、本名は池戸定治(カロリーメイトが好き)は最終の19巻ラストまで喋らない。弟たちが読んでいたヤンマガに連載されていたんだと思う。また読んじゃおうかな。面白いんだよね。


こちらは子供の頃によく見ていたテレビドラマ、奥様は魔女。おしゃれなサマンサと優しいダーリン、可愛いタバサに憧れていたあの頃のわたし🖤結婚してから生協で見つけて懐かしくなって大人買いしたもの。すっかり忘れていた。これも観ちゃおうかな。あ、でも。まだうちはビデオデッキ、あるだろうか?


紙袋に入っていたものを、取り出しやすいところへ引っ越しただけ。結局のところ、右から左へ移すだけなので、なかなか物が減らせない(+_+)断捨離の神様、わたしに下りてきてください。

南風好天時A航路

2020-05-14 21:43:31 | 日記
南風好天時A航路だと品川インターシティのお隣、東京食肉市場の真上を通る。上空3000フィート、約915メートルだそう。

ゴーっと音がしたら、大崎の方から飛んでくる。






飛行機、新幹線、バス。なんでもいいから、行きたいときに行きたいところへ、早く行けるようになるといいなあ。

54回目

2020-05-13 17:48:12 | わたしのこと


月曜日はわたしの54回目の誕生日。去年は金髪フレンチのイケメンピアニストに祝ってもらったけれど、今年はわたしだけ出勤。マイケルは在宅ワークでミルキーはお休み。

11日ぶりの出勤で暑さと溜まっていた仕事量にやられ、よろよろで帰宅すると悪いおじさんからお花のアレンジメントが届いていた。


まあ!可愛い!悪いおじさんはマメだ。隣駅にあるお花屋のおばちゃんが車でブーンと配達に来てくれたらしい。ミルキーが受け取ってくれていた。

お誕生日と言ってもご馳走があるわけではなく、普通のお夕飯(冷やし中華)とミルキーが用意してくれたANTENORのケーキ。ANTENORは1966年生まれ、わたしと一緒だ。偶然。

お誕生日のプレゼントは。マイケルは日経主催のセミナー費用を出してくれると言い、ミルキーはわたしの使い古しのエプロン(15年くらい前にミルキーが買ってくれたもの)をマリメッコのものに新調してくれると言う。欲しい色と柄が在庫切れなのでいつになるかわからないけれど(^_^;)おのおの、お気遣い、ありがとう。


そしてこちらはわたしからわたしへ。高級柘植の櫛風に細工したもとは百均の桃の木櫛。紙やすりでニスを削り落とし、1ヶ月以上椿油に浸しておいたもの。本当は1週間くらいでいいらしいのだけれど、引き出しにしまってすっかり忘れていたのでどうせなら誕生日に下ろそうと。ブラシ派なので、櫛はなんとなく扱いに慣れないものの梳かせばパッサパサの髪にいい感じに油分を与えてくれる。わたしはやっつけ仕事だったけれど、丁寧にヤスリをかける時間は暇つぶしになるし、椿油の吸収もよくなるからステイホームでやることない人はこれを作ってもいいかも。

夜になって、弟や友人たちからおめでとうラインが届き、しばしやり取り。365日ある中でたったの1日をピンポイントで覚えていてくれて、そしてわざわざ声をかけてくれるなんて嬉しいことだ。わたしは幸せだ。

54歳。人に優しく、感謝の気持ちを忘れずに日々過ごそうと思う。心掛けだけは良い人間でありたい。

皆さまに、薫風献上。































親は親

2020-05-10 23:00:48 | お母さん
ミルキーの周りに6年前に死んだわたしのお父さん、ミルキーのじいじがよく現れるらしい。最近も音がしたという。変な音=じいじ出現ということになっている。

わたし:「最近またミルキーの周りにお父さん来てるらしいよ」

弟Aくん:「そういえば、この間お母さん出たんだよ」

わたし:「出た?この間って、いつよ」

弟Aくん:「出たんだよっていうか来たんだよ。先月かなぁ・・・夜金縛りにあって、やばいやばいって思ったらお母さんが部屋に立っててさ」

わたし:「うわ、こわっ」

弟Aくん:「怖いよ、で、俺は1人でも大丈夫だから!って言ったら、そうかって言って消えた

わたし:「ふーん」

弟Y:「でも、母ちゃん生きてるじゃん、生き霊!?怖い怖い!」

わたし:「えー?Aくんのこと心配なんじゃないの?」

弟Aくん:「そのときは眠かったし恐くなかったんだけど、朝起きたら恐くなってさ。お母さん、その時間に死んだのかと思ったけど、どこからも連絡なかったからよかったよ」

弟Y:「やっぱ生き霊だよ、怖い怖い」

お母さんは末っ子で独身、去年の夏まで同居していたAくんの、特にご飯をいつも心配していた。認知症になり、食事の支度を全くしなくなって(できなくなって)も、Aくんの食事のことばかり気にしていた。ボケても親は親だ。大きくなった子供を心配し続ける。

外食やお総菜で済ませていたAくんも、今はクックパッドがお友達。この休みは豚ひき肉と牛豚の合挽きを買い込み、餃子とハンバーグを作り続けていたらしい。ちょっと前はカレー蕎麦を作り続けてミルキーもご馳走になっている。美味しかったそうだ。

お母さん、そんなに心配しなくても大丈夫。Aくんはここ数年でお料理のできる男子になってるから。


香りに誘われて見つけた、ハゴロモジャスミン。いつの間にかそんな季節だ。明日はわたしのお誕生日。お母さんが初めてお母さんになった日ですよー♪






お母さん

2020-05-09 23:50:00 | お母さん
2月初めの受診から3ヶ月空いての診察だった。病院脇の車寄せにコロナ感染者の受け入れ用のようなテントが並んでいてちょっと怖い。

入り口には守衛さんが番号の書かれた小さな紙をくれて、番号の順に体温計を渡されて検温。お母さんを迎えに行った老健もそうだったけれど、その体温計が脇の下で計るタイプ。都度消毒してくれたけれど、最近自分の受診で通院した2ヶ所の病院は非接触型の体温計だったのでなんとなく気持ち悪いと思った。


診察室のドア横にあるパネルに受付番号が表示される。お母さんは糖尿病型緑内障のせいで右目の視野がほとんど欠損しているため左目だけで見ているが、裸眼でもよく見えている。コンタクトレンズを入れているわたしより見えている。

お母さん:「お母さんは何番だ?」
わたし:「13番だよ」 
お母さん:「嫌な番号だな、絞首刑だ」
わたし:「デスバーイハンギング!(death by hanging!)ってやつ?」
お母さん:「そうだ。絞首刑台までの階段は13段なんだぞ、知ってるか?」
わたし:「何かで読んだか聞いたかしたけど、それほんと?」
お母さん:「・・・」

お母さんはたまに無言になる。しばらくすると、また繰り返す。お母さんは何番だ?13番だよ、絞首刑だ云々。今回は4回くらいリピート。話す内用があまり気分のいい中身ではないから、わたしはなんとなく小声になるけれどお母さんはお構い無し。昔からお母さんは日本史が好きで、開戦から終戦、終戦処理にも詳しい。巣鴨プリズン系も得意だから、13階段の話もあながち間違ってはいないのかもしれない。ちなみに池袋にあるサンシャインシティは巣鴨プリズンの跡地。巣鴨なのに池袋。

これまで担当してくれたN村先生は転勤してしまい後任のY下先生とご挨拶。

先生:「担当のY下です」
お母さん:「どーも。よろしく」

なんとなく上から。

先生:「どうですか?痛みますか?」
お母さん:「まあね、たまにね」
先生:「転んだりしてませんか?」
お母さん:「たぶんね」

怖いものなしだな。

先生:「レントゲン見ても新しく骨折はしていませんから、このままコルセットはしなくて大丈夫ですね。つけっぱなしだと筋力落ちてしまうので」
お母さん「・・・」

先生:「では。次回は3ヶ月後、骨粗鬆症のお薬と痛み止出しますね」
事務の女性:「次回は8月7日です
お母さん:「どーも。お世話様でした」

+++++++++++++++++
3ヶ月ぶりに会うお母さんは、また少し痩せたような気がした。老健では4人部屋、食事のテーブルもその4人で、毎日楽しくお喋りをしているそうだ。みんな認知症なので同じ内容を繰り返しても、今初めて聞いたかのように反応して話が尽きないらしい。

老健は室温管理がされているのでそんなに必要ないかもしれないけれど、冬物の服しか預けていないので、夏物の服を用意して預けた。受付までしか入れないので、スタッフのお兄さんにお願いした。持ち物には全てに名前を書く。わたしたちが子供の頃、幼稚園や小学校へ上がるときにお母さんが書いてくれたように。

お母さんは特養老人ホームにはまだ入れないけれど、老健に入れることができて良かった。管理されているからだけれど、体重も減り顔色も良く機嫌も良い。もしも家にいたらどうなっていたことだろう。そしてこのコロナ。考えるだけでも恐ろしい。お陰様でお母さんは元気に暮らしている。ありがたい。

エゴノキの花が咲いていた。下を向いて咲く白い花。エゴノキは5月7日の誕生花で花言葉は壮大だそうだ。種はヤマガラの好物らしい。