川瀬有希の時の旅


「今日は何の日」と題し、過去のその日に起こった出来事を、自由気ままに語るブログです。

2014(平成26)年5月の出来事

2014-05-31 22:00:00 | 2014(平成26)年

(5月17日)ASKAが覚醒剤取締法違反の容疑で逮捕される

以前に疑惑報道がされていたので、今回の逮捕劇は、個人的には言われるほど驚きはなかった。

昔から芸能人の薬物問題は後をたたない。
創作上のプレッシャーや人気の浮き沈みなど、アーティストがそれに溺れる原因は様々に語られてきたが、つまるところ、それをやることが「カッコいい」とする価値観が根底にあるからではないかと考える。
その昔、海外の有名アーティストの多くがドラッグに手を染めていた時代があったが、彼らの音楽に憧れ、圧倒的な影響を受けた日本人アーティストは、真似るとまでは言わないものの、その音楽同様、ドラッグに対しても興味を掻き立てられる何かを感じとってしまう傾向があるように映る。
もし彼ら(海外アーティスト)がそれに対し強く拒絶反応を示していたなら、その後の状況はかなり変わっていたのでは?
「カッコいい」なんて単純な理由で人生を棒に振るような馬鹿をするかと思われるかも知れないが、人は往々にして理屈より感情に支配される生き物だ。
もっとも、真の理由は本人にしか分からない……。

さて、ASKAの復帰はあるか否か。

薬物程度で(という表現もどうかと思うが)永久追放されたアーティストはいないものの、今回は余りにイメージダウンが激しい。
「そういう」方向性を作品や生きざまで見せていたタイプではないので、昔からのファンほど受けたショックは大きい筈。
過去のケースのような安易な復帰は難しいだろう。
しかし、これで彼の創った楽曲が封印されるのは至極残念。
月並みな表現だが、曲に罪はないのだから。
楽曲が解禁されるのは比較的早いように思うが、それと本人の活動復帰には相応のタイムラグが生じる可能性が高いと予想する。

でも、そんなことより、本人が完成に依存状態から脱却することの方が難しいだろうな。
一度使用した者には必ず売人が接触をはかるし。
本当の意味で元に戻ることはあるまい。
が、必要以上の同情はしない。
自業自得だし。