
ザッケローニ監督率いる日本代表は、C組でコートジボワール・ギリシャ・コロンビアと対戦。
かつてなく海外組が揃い、直前のテストマッチもまずまずの結果だったことから、大いに期待は高まったものの……。
以下、日付は全て日本時間。
(6月15日)対コートジボワール戦 1-2
本田が先制ゴールを決めたところまでは良かったが、日本は「らしさ」を思うように発揮出来ないまま、徐々にコートジボワールのペースに。
そして、ドログバ投入後、明らかに試合の空気が変わる。
コートジボワールの攻撃に押されっぱなしの末、同点に追いつかれ、間を置かず、あっという間に逆転を許す。
その後も有効な反撃を繰り出せないままに試合終了。
まるでドイツ大会の初戦・対オーストラリア戦の逆転劇を再現したかのようなこの敗北は、チームに致命的な打撃をもたらした。
(6月20日)対ギリシャ戦 0-0
前評判通りのギリシャの堅守をこじ開けることは出来ず、痛恨のスコアレスドロー。
2試合終了で勝ち点1。
この時点でグループリーグ突破の可能性は、事実上なきに等しいものとなった。
戦前の予想で、最も勝ちを計算されていたのがこのギリシャ戦。
大抵の評論家はそう断言していた。
あの自信は、一体どこから生まれたのだろう……。
(6月25日)対コロンビア戦 1-4
決勝トーナメント進出への僅かな可能性を信じ、南米の強豪コロンビアと対戦。
不用意なPKを与え先制を許し、そのまま前半終了かと思われたところで、岡崎が印象的な同点ゴール。
しかし、反撃もそこまで。
後半は地力に勝るコロンビアの攻撃になすすべもなく、終わってみれば1対4の完敗。
日本代表のブラジル大会は、1分け2敗の勝ち点1でC組最下位・グループリーグ敗退というかたちで幕を閉じた。
繰り返しになるが、このブラジル大会は2006年のドイツ大会とダブって見えた(そう感じた人はきっと多い筈)。
直前まで高い評価をされ、かなりいい結果が期待されながら、初戦で余りにダメージの大きい敗戦。
続く2戦目も有効な手立てが打てないままにずるずると引き分け。
そして3戦目は、力の差を見せつけられるかたちでの敗北。
相手が違うだけで同じシナリオの試合を観戦したかのようなこの既視感。
何だろう、単にがっかりさせられた以上のこの虚脱感は。
個々の選手のレベルアップ・チーム力の強化・世界レベルに通用するだけの戦術の確立……。
挙げられる課題は、ドイツ大会後と何ら変わってないような気が。
2018年のロシア大会では、この完全なる敗北が、後の大躍進の始まりだったと振り返られるような、そんなこれからの4年間であって欲しい。