川瀬有希の時の旅


「今日は何の日」と題し、過去のその日に起こった出来事を、自由気ままに語るブログです。

4月30日/ 今日は何の日

2012-04-30 00:15:00 | 忌日

(1999年)根本陸夫死去

南海がダイエーに身売りし、王監督の下優勝した年までのおよそ10年間、僕はホークスのファンだった。
万年Bクラスのチームが日本一に輝くまでの道のりは長かったが、だからこそ応援のしがいがあった。
その後、強豪の一角に変貌してからは何故か興味を失い(弱かったからこそ惹かれたんだと思う)、ソフトバンクに買収されるに及び、完全にファンを卒業した(ソフトバンクという企業が嫌いだから)。

その成長の過程に於いて活躍したのが根本氏である。
有力新人を軒並み獲得し、チームの顔のような選手を他球団からトレードしてでも貪欲に補強を進め、ホークスを常勝軍団へと進化させたのは、彼の手腕によるところが大きい。
亡くなった1999年にホークスは優勝するが、選手達の心に何か期するものがあったのかも知れない。


4月29日/ 今日は何の日

2012-04-29 00:15:00 | 誕生日

(1901年)昭和天皇誕生日

戦前は「天長節」、戦後は「天皇誕生日」、崩御された後は「みどりの日」、そして2007年以降は「昭和の日」に変わる。
個人的にはやはり「天皇誕生日」かな。
「昭和の日」という言葉には何かしら距離を置いた響きを感じるのでしっくり来ない。
実際にその時代を最後の十数年だけとは言え過ごした身としては、どこか客観的になれない心情があり、とってつけたような「昭和の日」という名称には未だに馴染めずにいる。


4月28日/ 今日は何の日

2012-04-28 00:15:00 | その他

(1952年)サンフランシスコ平和条約が発効

これにより日本の主権が回復、晴れて元の独立国家に戻った。
個人的にはこの日を独立記念日として祝日にすべきだったと考える。
二度と他国にコントロールされぬよう、また、そうなった経緯に先の大戦があった以上、再び同じ過ちを犯さぬよう恒久平和を誓うに相応しい日だと思うから。
もっとも、今からでは遅い。
まだ独立を実感として噛み締められる2~3年以内なら意味があったが、最早時期を逸してしまった。
4月28日にこういう大事な出来事があったことを、現在どれだけの国民が知ってるだろう。

なお、この日は同時に日米安保条約が発効した日でもある。
安保の有効性を認める一方、主権は回復したものの真に日本が独立国家に戻ったかというと、その後の歴史を顧みるに甚だ疑問ではある。


4月27日/ 今日は何の日

2012-04-27 00:15:00 | 忌日

(1919年)前島密死去

我が国の郵便制度の創設者。
小学生の頃、僕は切手集めが趣味だったので、明治の偉人の中でも特に親しみの持てる人だった。
「郵便」や「切手」といった用語は、実は彼がつくったもの。
それを聞いただけでも何だか凄いと感じたものだ。

前島の肖像画は切手になり、今でも発行されているので、その姿を容易に拝見することが出来る。
かつて僕は、それを沢山所有していた。
何故なら、額面が1円だから。
小学生にも優しいお値段(笑)。

4月26日/ 今日は何の日

2012-04-26 19:00:00 | 事件・事故・災害

(1986年)チェルノブイリ原発事故

当時のソ連邦・ウクライナのチェルノブイリに4基あった原子力発電所のうち、4号炉がメルトダウンの後、爆発。
連邦内にとどまらず周辺各国にまで放射性物質が飛散した、史上最悪の原発事故。
ソ連は当初事実を隠し、異常な数値の放射線量を観測した他国の指摘により、2日後に漸く事故を公表した。
何も知らない現地住民はその間多量の放射線を浴びていたことになり、その後いくら緊急避難したところで甚大な健康被害を免れなかった(今でも当該原発から半径30キロ圏内は居住禁止とされており、事故直後、如何に危険な状況にあったか分かろうというもの)。
こんな重大な事故でも隠蔽しようとしたソ連が程なくして崩壊したのは当然。
悪しき秘密主義を貫く国は、必ず自らの首を絞める方向へと転落する。
だからこそ、福島原発の事故に関する情報は、たとえ都合の悪いものであれ、積極的に公表せねばならないのだ。
目の前の非難を恐れるあまり、真実を隠すことは、徒に事態を悪化させかねないのだから。