川瀬有希の時の旅


「今日は何の日」と題し、過去のその日に起こった出来事を、自由気ままに語るブログです。

8月31日/ 今日は何の日

2012-08-31 00:15:00 | テレビ・ラジオ

(1987年)フジテレビ『夕やけニャンニャン』最終回

夕ニャンは1985年4月に放送開始されたが、当時僕の住んでいた地域では翌86年冬に数ヶ月遅れでスタート。
オンエアが始まるされるや否や人気が爆発。
特に支持されたのはとんねるずが担当の日で、以前(6月23日記事)にも書いたが、僕も他の曜日は観逃しても、とんねるず登場の日だけは欠かさずチェックしていた。
彼らの芸風は今とちっとも変わらない(笑)。
おニャン子クラブの人気も沸騰、クラスのみんなが誰かしらを好きになっていた。

しかし、87年春辺りから急速に人気は下降、番組自体もつまらなくなっていった(生放送がウリだったのに、後半は録画を流す体たらく)。
そして、打ち切り。
ちょうどその頃、折悪しくうちの家具調テレビ!は寿命を迎え、この最終回はノイズだらけの映像で人の顔さえ識別出来ない有り様だった。
辛うじて聴こえてくる音声だけを頼りに、苛々しながら最後の放送を鑑賞したのを思い出す。


8月30日/ 今日は何の日

2012-08-30 00:15:00 | 事件・事故・災害

(1974年)三菱重工ビル爆破事件

東アジア反日武装戦線「狼」により白昼堂々実行された無差別テロ事件。
8人が死亡、376人が重軽傷を負う大惨事となった。

どんな理想があろうと、どんな理屈をこねようと、暴力で己れの思想を実践する連中を絶対に許さない。
ましてや、暴力的横暴に反対する為に暴力を用いるという論理矛盾に心を痛めないその非人間性には一切同情なし。

犯人のうちの二人は、別のハイジャック事件の際、人質解放の交換条件に身柄引き渡しを要求され、超法規的措置により国外に逃亡。
現在も捕まっていない。


8月29日/ 今日は何の日

2012-08-29 00:15:00 | 音楽・芸能

(1966年)ビートルズが公式上最後のライブを行う

この日サンフランシスコのキャンドルスティック・パークで行われた公演が、彼らにとって公式上最後のライブとなった。

当時の音響設備は、アーティストがステージを思い通りに遂行するに足るレベルには達していなかった為、メンバーは常々ライブでの演奏に不満を抱いていたという(今では考えられないが、未だモニターすらろくに完備されてなかった)。
結果、ビートルズはレコーディング主体の活動にシフトし、以降ライブ活動を停止した。
生の演奏が聴けないのはファンにとっては残念だったろうが、その代わり『サージェント・ペパーズ…』を始めとする、緻密なレコーディング作業によってのみ制作可能な傑作が次々と誕生することになる。
ライブ停止と引き換えに得たものは、メンバー・ファン双方にとって価値あるものだった訳で、今からすればあの時の判断はベターだったと思う(正しかったかどうかは断定出来ないだろう)。
ちなみに、僕が一番好きなアルバムもそんな中から生まれた『アビーロード』だ。

余談だが、最初に購入した彼らのアルバムは、数あるオリジナル盤ではなく『ザ・ビートルズ・スーパーライブ! ~ Live At The Hollywood Bowl』だ。
1964~65年のLA公演を収めたライブアルバムで、これを聴けば当時の人気の凄まじさが瞬時に判るという代物。
ビートルズ作品は英国オリジナルアルバム以外は原則としてCD化しないという方針が採られている為、このライブ盤が将来公式にリリースされる可能性は極めて低いが、もし例外的に何か当時の非オリジナルアルバムを復刻する企画が持ち上がったら、是非優先的にこれを商品化してもらいたい。
ビートルズのライブ音源をまとめて聴けるものは実際のところ殆んどなく、そういう意味で『Hollywood…』は大変貴重な記録であり、このまま埋もれてしまうのは実に惜しい。
どうか柔軟な発想でファンのもとに再び届けて欲しいと切に願っている。
最初から最後まで歓声が全く途切れず、本当に観衆は演奏を聴いてるのかなと僕でも疑いたくなる。
メンバーがライブから遠ざかりたくなった気持ちの一端が薄々伝わって来るアルバムでもある。


8月28日/ 今日は何の日

2012-08-28 00:15:00 | 事件・事故・災害

(1974年)ピアノ騒音殺人事件

神奈川県平塚市で発生した殺人事件。
階下住人のピアノの音に腹を立てたのが直接の動機で、騒音が理由で近隣住人を殺した事件は、意外にもこれが第一号だそうだ。
事件の詳細は以下のサイトで。

ピアノ騒音殺人事件

数年前、TBSラジオの今はなき番組『ストリーム』内の「元現場クイズ」というコーナーで、この事件が取り上げられた。
番組から出される様々なヒントを元に、その出来事を当てるという趣向のリスナー参加型クイズコーナーで、最後にレポーターが答えの発表と共に実際に現場に赴き状況を伝えるのだが、今でも凄惨な事件のあった建物は健在だとの説明を聞き、驚いた。
その部屋を貸す時、借り手にはどんな風に説明するのだろう。


8月27日/ 今日は何の日

2012-08-27 00:15:00 | その他

(2002年)ソニーがベータマックスの生産終了を発表する

VHSとの規格競争に敗れたベータマックス。
EDベータという高解像度を実現した機種があって、僕が高校生の時「これはEDベータで記録されたものです」というテロップ(正確には覚えてないがそういう文句)の下新製品のコマーシャルを流していたが、あれが記憶に残る最後のベータ商品のCMだった。
以降ベータのCMを観ていない。

家庭用VTRの争いに敗れたソニーは、DVD規格に於いてはHDDVDを蹴散らし、ブルーレイを次世代規格にすることに成功したが、毎度のことながら、そういう規格争いは商品化以前にやってもらいたい。
ユーザーを完全に無視した争いだから。
実際、消滅した規格商品のアフターケアなんてどのメーカーもやってないも同然だ。
消費者は企業の為に存在するのではない。
消費者がいて、初めて企業の活動は成り立つのだ。
そこのところを忘れてもらっては困る。
でも、同様の争いに伴う混乱は、これから先も起こるんだろうな……。