銀の人魚の海

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ミツバチのささやき ★★★★☆

2025-02-22 | ま行~わ行 旧作映画観賞

73年、スペイン。ビクトル・エリセ監督。

「エルスール」も一緒のDVDBOXを持っているので、

何回も見ている。

BS放映で録画。新しい発見もあった。

10年後の「エルスール」と比較した。

2作ともに、手紙、自転車、秘密、映画がポイントの物語。

スペイン内戦後の40年代。

ロングショット、草原、井戸の家。

姉妹が行く何もない絵画のようなカットが、何回もあり素晴らしい。

そこだけ切り取れる。

エリセは31年ぶりに昨年新作「瞳をとじて」をとった。もう84歳。

アナ・トレントも出演しているよう。

本作では、本名が役の名前になっていた。

アナはアナ、イザベルはイザベル。母、テレサ、父、フェルナンド。

アナが人気のようだが私はイザベルの方が好き。

死んだ真似をし、驚かす。動かない。評に、ホントに死んでいた?

そう考える人もいるか・・

アナはピアスをしていた。ちょっと生意気、大人びている。

母、テレサはかつての恋人かへの手紙を自転車にのり、

鉄道の郵便ポストに出しに行く。

父はミツバチを育てているが、仕事は作家?出張か?

荷物を積み仕事へ行くシーン。

父はスペインの娯楽誌「MUNDO」を一人で読む。

作家かジャーナリスト?父母はよくわからない。

父母が一緒に映るシーンは1回しかないので、

父母はあまりうまくいってないか・・

ミツバチの八角形?の形は、同じように窓に模様になっている。

閉ざされた家、窓。ミツバチも出られない。

母はピアノを弾くがとても下手。

何か思い出の曲か・・

手紙の返信を暖炉で焼く、過去を消したのか・・

アナは兵士をかくまったが、死んでしまい、

ショックを受け寝込む。

医師は「まだ子供だ、いつか治る」とひとこと。

「フランケンシュタイン」のモノクロ映画を見る娯楽。

村にくる移動映画館。これを見てアナは子供ながら

恐怖を感じる。イザベルと話すセリフは、ささやくよう。

タイトルはそこからか・・

原作、これもエリセの妻か・・リマスターされ、3回くらい公開されている。

「エルスール」も数回目になるか再見、後日。

〇スペインの名匠ビクトル・エリセが1973年に発表した長編監督第1作。

スペインの小さな村を舞台に、ひとりの少女の現実と空想の世界が交錯した体験を、

主人公の少女を演じた子役アナ・トレントの名演と繊細なタッチで描き出した。

スペイン内戦が終結した翌年の1940年、6歳の少女アナが暮らす村に映画「フランケンシュタイン」の巡回上映がやってくる。

映画の中の怪物を精霊だと思うアナは、姉から村はずれの一軒家に怪物が潜んでいると聞き、その家を訪れる。

するとこそには謎めいたひとりの負傷兵がおり……。



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