銀の人魚の海

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本の雑誌 23年4月号 西村賢太

2023-04-27 | 本、雑誌

カドカワの編集者、山田氏の日記。「一サラリーマンの日乗」

西村賢太のマネ、日乗日記。22年1月、彼が敬愛した藤澤清造命日、

西村は七尾にいて、山田へ電話がきた。1時間話す。

2月4日。西村から、また電話、石原慎太郎の追悼を書いたので読んでほしい。

珍しい。23時、打ち合わせ帰りの電車で、西村が危篤と電話。

東十条の病院へかけつける。他の編集者も数人来ている。

西村と親しい古書店のA氏もきた。

赤羽からのタクシーで意識を失い病院へ、一度心停止後、蘇生、回復しても

ほぼ脳死状態になると。小康状態となり帰宅する。

6時A氏より、亡くなったと電話。遺族が見つからない。3人で遺体見分に立ち会う。

リュックからケンタッキー・フライド・チキンが出てきた。密かに好きだったのか?

遺体の顔は安らかだった。マスコミからの連絡もあり、午後情報を解禁した。

14日、編集者有志で遺品整理。彼の写真で部屋は綺麗だと思っていたが、

乱雑で驚く。本などを選別。芥川賞の盾などが紙袋にあり捨てそうになる。

藤澤清造の本はきちんと特別な棚にあった。

3月16日、お別れ会の打ち合わせ。7月11日、

藤澤清造が凍死した芝に近いホテルに決定。

7月11日Hメルパルク東京で13時から、多くのファンが献花にきてくださる。

15時から関係者のお別れ会、本の雑誌社の方が司会。

発起人は島田雅彦、田中しんや、などに。

17時、過去最多人数の会、西村の思い出を語る。

〇遺族、姉などは後にわかり、七尾への納骨なども無事に終わった。

若き急逝、彼らしい死と感じる。ゆったりしてください。

家族が好きで、私も日記を楽しくよんだ。もう彼のような作家はでないと思う。

本の雑誌から、西村の「誰もいない文学館」が発刊中。偏愛書録。

 



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