天才は10歳までにつくられる
著者:横峰吉文
メロ評価:
横峰さくらの叔父が30年の試行錯誤の末にたどりついた、落ちこぼれゼロの子育て法。他の育児本にみられらいヨコミネ式独特の子育て方法が読み進むうちに、納得させられてしまう1冊。
ヨコミネ式
①『子供は抱きしめないでください』
②『絶対に子供をあまやかさないでください』
③『子供にはいろいろ考えずに、自分で学ばせてください。』
子供を抱きしめるのは2歳まで。特に男の子は、甘やかさずに突き放しましょう。
⇒子供を無条件に抱きしめていいのは2歳まで。それ以上の子供を無条件に抱きしめるのは、甘やかし、溺愛に他なりません。思春期になる男の子はどうしようもないほどの性欲に襲われます。それを上手に抑えることができる子供に育てるには、溺愛をしないこと。その第1歩が3歳児と考えてください。
母の溺愛ほど、人を堕落させることはないのです。
⇒溺愛する理由の多くが、実は子供のためではなく、親本人の満足であることも多いでしょう。親の自己満足のために、大切な子供の一生を潰してしまうのはやめましょう。
子供は甘やかさずにどんどん叱る。親の厳しさが子供を育てます。
⇒子供にヨイショをしたところで、彼らは何も返してはくれません。それどころか子供を叱らないで、大切な子供の才能をかえって萎ませてしまっているのです。
子供はバカではありません。大人が本気ならそれはきちんと伝わります。子供の能力をのばしたいなら、まっとうに育てたいなら、今日のいまから厳しい親になることです。
子供は自分で考え、行動し、気づくことで学んでいきます。
ものはないくらいのほうがいいのです。特にものの大切さを教えなければいけない幼児期には、ものを与えすぎないこと。手に入らないからこそ、欲しいと思う気持ちが募ります。欲しかったものを手に入れると、ものを大切にしようという気持ちも深まります。社会が豊かになったからこそ、あえて『貧乏』の状況をつくる。それもまた大切な子育て方法。
子供がやりたいことを思いっきりやらせてあげましょう。
⇒子育ては、シンプルであるべき。ヨコミネ式は『自学自習』の『繰り返し学習』必要以上に教えずに、子供たちの『学びたい』欲求をフォローして自分で学べる力を育てて、あとは日々繰り返すだけ。
子供が『自学自習』を嫌がってやらない場合はどうすれば?
⇒放っておく。『やりたくなければやらなくていい』その一言でOK。人間というものは不思議なもので、『やるな』といわれるとやりたがる生き物のようです。
0歳~小学校入学までの自宅学習プログラム
⇒0~2歳:耳のいいこの時期には、音楽を聞かせ英語を聞かせることが大切。
⇒3歳~:『読み書き・計算』の『自学自習』をスタート。音楽は演奏を、英語は会話をはじめる。加えて体を動かすこと『走ること』をスタート。
⇒4歳~:体を動かすことを2~3増やす。お手伝いをよろこんで志願するように仕向ける。
⇒5歳~:跳び箱・水泳
体罰は、人としてやってはいけないことをしたのきのみにするべき。
⇒3歳から小学校3,4年生までは体罰の効果が高いとき。それ以降は体罰は反抗となってしまうため、言葉で諭したほうがずっといい。
保育園はどこをチェックすればいいのか。
⇒施設の整った、いたれりつくせりの園より、若干、施設が足りないくらいのほうが、自分たちで創意工夫をして楽しい遊びを生み出すのが子供のやり方です。教育方針などソフト面の目的がはっきりしている保育園のほうが優れています。また、お昼寝のない園、先生方がイキイキと働いているかどうかを見て、子供に『誠実に厳しく』接している保育園を選んでください。
子育てっていろいろあるよねぇ・・・