
お向かいの林ちゃんに借りました。
何度か彼女と本を貸し借りしてて、今回はこれ。
『卵の緒』 著者:瀬尾まいこ

僕は捨て子だ。子どもはみんなそういうことを言いたがるものらしいけど、僕の場合は本当にそうだから深刻なのだ
・・・ていう唐突な書き出しでではじまる捨て子で9歳の『育夫』君を、母親役『君子』27歳が育てあげる親子愛のお話です。

mero的には、理想のママ像


を見つけた

ので嬉しい
そもそも・・・meroが『家族』をつくるにあたって、
えぇ~っと『家族』ってどんなんなんだっけ・・・
ワカラナイ
・・・というのが正直な答え
そ~いえばっ

・・・meroに『父親』っていなかったし、
『母親』といえば、かなり特殊な生き方をしていて、友達のお母さんみたいな存在ではなかったしぃ



『家族』ってどういうかたちが正しい?!普通?!
母親の役割?ってど~ゆうのよ

・・・父親ってそもそも何するの

32年程生きてまいりましたが、この問題は、最近の中でなかなかの難問でした。
でも、育つ環境がどうのだとか、普通はこうだ!とか
やっぱりそんなもの関係なかったわ

知ってたけど・・・
大切なのは
LOVEでしょう
愛以上のものはないっ

ということを、再認識できたのは、この小説のおかげです。

以下・・・mero のお気に入りのくだりです。

『でも・・・でも、へその緒が親子の証しだって。先生が言ってた』

『教師の言うことを鵜呑みにしていては、賢くなれないぞ。へその緒なんてちょっと大きいスーパーに行けば、百円前後で売ってるわよ。あんなゴムチューブが証しだなんてそれこそびっくりだわ。』

『じゃぁ、卵の殻が僕の家の証しなの?』

『本当バカね。証しって物質じゃないから目に見えないのよ』

『・・・結局僕が、捨て子だからでしょ?』
・・・とまぁ会話がつづいて、君子が育夫につたえるこの言葉がたまらない。

『母さんは、誰よりも育夫が好き。それはそれはすごい勢いであなたを愛してるの。今までもこれからも変らずによ。ねぇ。他に何がいる?それで十分でしょ?』

じぃ~ん

わかる?わかる??
ストレートすぎるこの表現

正直この言葉をいわれたら、照れるけどやっぱり素直に嬉しいし、あったかい

ちょっと臭いけれど、こ~ゆぅことがいえるママになるのが今のmero理想であります