2024.10.15(火)美の壺8Kスペシャル 「木造建築 匠の技」
2020年ユネスコの無形文化遺産に「伝統建築工匠の技」が登録された。
最古の木造建築法隆寺など、日本の伝統建築は世界の宝であり、それを守り継ぐ技が評価されたのだ。
8Kの高精細な映像でその匠の技の美と、そこから生み出される美をとらえる。また伝統の技を生かして
新たな表現への挑戦も併せて紹介、日本の匠たちの豊かな世界を堪能する。
・日本の伝統建築の保存技術がユネスコの無形文化遺産
・祝上棟 施主:草刈 施行者:熊五郎 昭和10年1月15日
・法隆寺(1300年以上前)
・匠の技(手の記憶)
・聴秋閣(三溪園/江戸時代初期)
徳川家光の上洛に際し、元和9年(1623年)に二条城内に建築、その後春日局に与えられ嫁ぎ先の稲葉家の江戸屋敷に伝えられた。
大正時代に移築された(対象11年・1922年)・変形五角形の屋根・木製のタイル・斜めの障子・根継ぎ
・臨春閣(江戸時代初期)・傷んだ個所を埋木で補修(栂の木・補色付け)
壺①:大工は道具で美を極める
・四天王寺(大阪)・破風板のカンナ掛け(白木仕上げ)・透けて見えるカンナくず(0.01mm)
・手道具は生物みたいなもの・道具は自分の分身
・天爵(てんしゃく)1951年/千代鶴是秀作=ノミ
・竹中大工道具館(神戸)・加藤熊次郎(江戸熊:是秀のノミ=37本・防空壕に隠して戦時下の供出を逃れた)
壺②:建具は技の見せどころ
・清流亭(京都/大正時代)・扇面画・和のインテリアは建具しだい
・組子(断面が六角形)・ちり返し・組子細工(0.3mmの黒い木を挟み込む)
・信濃の山河(組子)
壺③:左官が広げる暮らしの彩り
・姫路城(白鷺城/江戸時代)・しっくい総塗籠(火に強い)・30年置きに塗り替え
・日本酒バー・ほたる壁
・荒壁(素材の性質が現れている)
(ク)この家も匠の技が結集して作られているってことを家主に知って欲しい…
壺④:木造建築は森のたまもの
・善光寺本堂(江戸時代中期)・檜皮葺(ひわだぶき)の屋根(高さ29m・奥行54m)・檜の皮を積み重ねる(255トン)
・三溪園(横浜市)臨春閣は檜皮葺・屋根のしたは杮葺き(こけらぶき)・20,30年置きに葺き替え
・椹(さわら)の板を竹釘で固定・75cmの長さに整えた檜の皮
・檜の皮をとる原皮師(もとかわし)・樹齢80年以上の檜(10年置きに何度も取れる)
・檜皮の成形(皮を1.5mmの厚さに揃える)・原皮師養成林で研修
(ク)ボクの自慢の家です….
【出演】草刈正雄,【語り】木村多江
(EPGから引用)
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