スポーツホテルを標榜しているだけに、宿泊者向けに、いろいろなプログラムが用意されている。
特にヨガを中心としたプログラムが多くあるのは、リニューアルでできたコンセプトルームに、広めの板床スペースがあることでもわかる。
「サンセットストレッチ」・・・普段まったく運動をしないために、カチカチに固くなった身体でチャレンジした。
建物前に広がる芝生の上にマットを敷き、海に沈む夕陽を浴びながら、静かにゆったりと筋肉を伸ばす・・・楽~~に、ゆっくりと、無理せずに・・・といわれながら、無理矢理、曲げようとして曲がらぬ筋肉にググッと力を入れつつ、イテテッ・・・で、それからしばらく筋肉痛が続いた。
「バイク&ハイク」は、自転車で観光地をめぐる。
「ノルディックウォーキング」は、専用ポールを使った流行のトレイルランニング。
「スラックライン」は、クライミング用ロープで綱渡り。
そして、なんといっても、ホテルから海まで徒歩1分。
専用ボードに立ってパドルを漕ぎ、バランスと筋肉を使う「スタンドアップパドル」
ご存知「シーカヤック」で、海上散歩。
以上の2つのプログラムだけは、有料で1人2000円。
ただし、6月中は、キャンペーン期間で無料体験できる。
夜になると「星空観察」。
とはいえ、梅雨入り前では、雲がかかることもしばしば。
そこで、ライトを海辺へ向けると、いろいろな海の生き物が活動している姿を目にすることができる。
海のしびれ者・ゴンズイが2匹で戯れている。
砂地から斑模様の姿をあらわし、すぐに身を砂に隠したガザミ=ワタリガニ。
岩の間からのっそりと姿を見せたモクズガニ。
星もいいけど、夜の海って、けっこう面白い。
さて、6月10日木曜日、テレビ朝日で放映された「同窓会~ラブ・アゲイン症候群」の中で、中学時代に思いを寄せ合っていた相手と同窓会で出会い、結果、お互い思いを募らせて向かったホテルが、ファミリーオ館山だった。
いいんでないかい・・・。
ま、それはともかく、館山道路を使わずに、できるだけ内房の海沿いを走ってみた。
すると、「鯨塚」という表示が目にとまった。
細い道を分け入ってみる。
解説に曰く、鯨塚(板井ヶ谷)、
「(安房)勝山藩酒井家の分家で竜島の殿様(3000石)と言われていた旗本酒井家の弁財天境内に、鯨を解体する出刃組が1年に1基の供養碑を建てました。ここには、120基ほどあり堤ヶ谷石(地元の石)で作ってあります。風化したために70基ほどは埋めてしまい、現在52基。鯨塚は、供養碑・祈願碑でありクジラの墓ではありません。弁財天は水神であり、財産を司る福神です。碑の大きさにより捕鯨数が分かると言います。一頭で油は26~7樽(一樽45kg)、赤肉は60樽程度。日本の鯨塚の中でも一番多い」
石油が発見され、一般に利用されるまで、鯨から採取される鯨油は、漁業国にとって、灯火油を筆頭に貴重な資源だった。
寺請制度で管理した幕府は、殺生禁断を法度の一つに掲げ、魚肉の食用のみ認めたから、海に泳ぐ鯨やイルカを食用に供する文化・習慣が定着した。
欧米では、鯨油の採取が主な捕鯨の目的だったが、女性のファッションに、コルセットや傘のように膨らんだスカートが流行ると、その骨として、鯨のひげの需要が急増したため、その捕鯨対象としてのセミクジラが乱獲により激減した。
その鯨を追って、遠洋捕鯨に乗り出さなければならず、それが日本に補給基地としての開国を迫った原因の一つともいわれている。
古来から日本人が持っていた生命に対する慰霊・畏怖という感情を無くしてしまうと、すべてが経済の損得勘定の上に成り立つことになり、捕鯨の問題にしても、口蹄疫による殺処分の問題にしても、一過性のニュースとして捉えることしかできなくなってくる。
なんか最近、こんなパンが流行っているらしい。
海ほたるでは「モカロティー」という名で、韓国で大ブームなのだという。
菓子パン生地で、バターとカスタードのクリームを包み、コーヒービスケットを上掛けしたもの。
もうちょっと、中身が多いと流行ると思うんだけど・・・。
途中、立ち寄った地元スーパーマーケット・オドヤでは、コーヒー風味ブールというネーミングだった。
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