散歩の閑人:メタ坊っちゃまのYOASOBI?

若気の至りが過ぎてメタボでも、世遊びは辞められない。

千葉大多喜・上総掘り

2009年09月26日 | ☆千葉県
東京湾アクアラインが片道800円になった。これまで、海を眺めながらのドライブは湘南から伊豆方面と考えていた人たちが、一気に千葉へとハンドルをきった。往きの時間はそうそう偏るものではないが、帰りというとほぼ日の入り前後の時間帯に集中し、お土産購入も手伝って海ほたるへの入路は長蛇の列、それが災いして木更津から海ほたるまで大渋滞が日常茶飯事となってきた。森田健作こと鈴木栄治千葉県知事の鼻息も荒く、俺は男だ!よろしく、スパッとはじめたのはよいけれど、社会実験を名目としているからには、期間中に有効な手だてを模索することに期待したい。
私が千葉行きの目的地は「勝浦」。決して、のりピーのピンクハウスではなく、ブルーベリーヒルといって千葉らしからぬホテルへ羽根を伸ばしに行く。途中は、久留里経由か大多喜まわりで、時間的に余裕があると、そこそこ寄り道をしたり、あえて脇道を使ったりする。今回、思わず車を止めてしまったのは、昔懐かしい上総掘り(日本古来の井戸掘り技術)を見かけたからだ。上総掘りは主に関東ローム層に適した井戸掘り技術で、明治から昭和初期にかけて関東一円で見られた。組み立て方法も道具も掘り方も土地土地によって違いがあるそうで、機械ボーリングで容易に掘削できるようになった現在では、伝統文化として行政が保護に努めているのだという。だから観光地でもないところに寄り道すると、偶然に出くわすことがある。そのときは、作業の合間を見計らって声をかけると、丁寧に説明してくれるほか、掘る作業まで体験させてくれる。最近では、道具に適した竹が容易に手に入るベトナムやカンボジアなどの気候や地質が似たような地域で井戸掘り技術を教えに行く機会が増えたそうだ。また、実費を負担すれば、小中学校でデモンストレーションをしたり、実際に井戸掘りの指導までしてくれるという。
さあ、あなたもアクアライン800円を利用して、ウォーリーではなく上総掘ーりーを捜しに行ってみよう!

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