散歩の閑人:メタ坊っちゃまのYOASOBI?

若気の至りが過ぎてメタボでも、世遊びは辞められない。

遠望・富士山2021.03.16(いすむすび)

2021年03月17日 | ☆撮!富士 #Fuji

千葉勝浦で手に入れてから、気になっているフリーペーパーがあります。
千葉県の中部(上総・かずさ)の東(太平洋)側で、旧夷隅(いすみ)郡と呼ばれる「夷隅地域」の、放っておいたらまくなってしまう建物や商い、先人たちの知恵と努力について、今と昔を記録しておこうという趣旨で編集されたものです。
発行元は、ISUMIエコミュージアム推進部会といい、千葉県建築士会夷隅支部会員や地域活動をしているメンバーにより構成されているようです。
なぜか創刊号が「vol.0」で始まり、新型コロナウィルスの影響で編集が思うように進まず、昨年の10月に「vol.1」が発行されたようですが、メタ坊が目にしたのはつい最近のことでした。

こだわりの内容をぜひ読んでほしいところですが、フェイスブック(ここをクリック!)で紹介していますので、そちらをご覧ください。
今回、特に「うう~~~ん」と、うなるぐらい感動したのは、御宿町の大工さんが、自ら住む古民家(明治38年建築)を、家を持ちあげて土台から再生させるのに「曳家・ひきや」という手法を用いたという記事です。
曳家工法と言えば、青森県津軽の弘前城の修復に採用されたのが有名です。
最近の住宅は、30年よくて50年もてば良いといわれますが、「大黒柱」と呼ばれるような太い柱や梁で造られている古民家は、ほぼ100年スパンで考えられているので、御宿町の古民家も次の100年に家の命をつなごうという試みな訳です。
瀬谷区によく見られるケヤキの大木ですが、たいがいは昔からの地主さんの敷地沿いに何本もそびえるように立ち並んでいます。
これは、家の建て替えごろ(100年)で使うために植えられたもので、花粉症で悩まされるスギやヒノキも、木材需要の変化にもよりますが、建具や家作に使う目的だったものが、管理放棄されて今に至っているものもあると考えられます。
ところで、曳家を請け負っているのは「曳家岡本」というところで、今回紹介された「家起こし」についてホームページ(ここをクリック!)で紹介しています。


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