散歩の閑人:メタ坊っちゃまのYOASOBI?

若気の至りが過ぎてメタボでも、世遊びは辞められない。

ガチコロ・銀賞受賞店「村井肉店」

2013年06月15日 | ☆ガチうま商店街

ローカルはローカルなりに、注目に値するものはある。
この「村井肉店」もそのひとつ。
お店の人も、そして訪れるお客さんも、よくある「お肉屋さん」だと思っている。
そう、よく「ある」ではなく、よく「あった」お肉屋さんなのだ。
大手スーパーマーケットの、アメリカだの、メキシコだの、タイだの、中国だのといった、輸入肉の格安販売で、商店街のよく「あった」お肉屋さんが、ひとつ、またひとつ店をたたんでしまい、ついには、そうそう見かけなくなってしまった。
レッドデータとはいわないけれど、小さな商店街とともにイエローデータブックにはのってしまうかもしれない。

さめてもおいしいコロッケというものが存在したけれど、あるときからめっきりそれがなくなったような気がした。
それは、保土ケ谷にあった大正屋のコロッケを揚げていたおじさんが亡くなったと聞いたとき感じていた予感で、瀬谷の南台にあったメンチカツで有名なお肉屋さんがフライや惣菜が売れても、本業の肉が売れないといっていたと思ったら、突然、店を閉めてしまったときに現実となった。
以来、さめてもおいしいコロッケは身近ではなくなった。

泉区に仕事場が移り、ガチコロで銀賞を受賞したという「村井肉店」を訪ねた。
コロッケにメンチに、そしてシウマイを買った。

メンチは、玉ねぎがうまみを引き立てている。


揚げたては言うまでもなく、ソースなどかけなくても、美味い!
そして、持ち帰って食べても、美味い!

奥さん曰く「むかしっから変わらずやっているだけなのに、みなさん、おいしいっていってくれる」のだという。
店の真ん中のテーブルでは、ご主人が大きな肉の塊を部位ごとに切り分けている。
コロッケを揚げ始めた奥さんの方をのぞくと、その傍らに脂身を揚げた塊が積まれていた。


大正屋は、缶入りラードを柄杓ですくっては足していたけれど、ここ村井肉店では、南台の肉屋さんと同じ、伝統の製法=解体して出た脂身からラードを抽出して揚げ油にしていた。
それに、村井肉店では湘南ポークの背油を付け足しているというのだから、どおりで肉のうまみがしみこんでいる訳だ。

上飯田ショッピングセンターを出る手前に酒屋があった。
揚げたてのコロッケとメンチ・・・めちゃ、ビールに合う。
ただし、事情があって、キリンフリーだけど、それでも、暑い夏にはピッタリだ。

(店舗)



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