散歩の閑人:メタ坊っちゃまのYOASOBI?

若気の至りが過ぎてメタボでも、世遊びは辞められない。

東京葛飾柴又散歩1

2010年02月08日 | ★メタ坊タウン情報

今年は、寅歳。
だから、葛飾柴又に寅さんを訪ねた。
京急から京成へ乗り換えて、京成高砂駅へ。
柴又へは、ここで金町線に乗り換えるのだが、改札を出て1駅歩いた。
駅前には「喫茶白十字」などちょっと寄ってお茶したい店もあるけれど、
バスが走る道沿いを歩いてみた。
シャッター通り商店街というでもなく、そこそこいろんな店がある。
夏みかんがたわわに実っていて、歩道を覆い尽くした街路樹?があり、

「ハイボールたまちゃん」という判りやすい場末の飲み屋、
店からあふれ出た品物が歩道に並べられている店、
「試乗車」のラベルが貼られた自転車のある店や、

歩道沿いに漬け物樽が並んでいて、いかにも自家製だといわんばかりの店など、
存分に下町情緒が味わえる。
緑色に染まった新宿診療所の看板が見え、都営住宅が並ぶ、
「柴又区民サービスコーナー」に立ち寄る。
「葛飾区民」ではなく「柴又区民」というのが、柴又区民以外はサービスしないぞ!
というふうに見えて、恐る恐る入り、地図が欲しいといってみると、
快く「かつしかマップ」をいただいた。感謝。
カウンターに置かれた寅さんマスコットにサービスの気持ちが表れている。

この辺りまで来ると、寅さんの映画で見たような風景はなく、家が建ち並ぶばかりで、
勘に頼って歩いてきただけに、地図で確かめられたのは助かった。
柴又駅まであと少し。
駅横の「子育・おりつ地蔵尊」をお参りして、いざ、参道へ。
おりつ地蔵尊建立の由来を知るだけに、そこにいた猫のガン見は怖かった。


「おりつ地蔵尊の由来」
昭和七年、柴又に起こった事件。
ある貧しい家に五人の子供がいた。
他家へ養女に出されていた三女・りつが、五才の時故あって実家に戻されてきた。
何故か両親は何の罪もないりつを虐待し、
果ては実父がなぐり殺して、その死体を床下に埋めた。
約1年余の後、頑是ない少女の浄き魂がよみがえったのか、
良心の呵責に堪えかねた父親は、亀有警察署に自首した。
これを知った近所の人々は、同情し、有志により地蔵尊を建立した。
ここに我が子の無事を祈って詣でると、御利益が授かるので、
以来おりつ地蔵尊として香を手向ける人が絶えない。


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