
「おとうさん、かき氷の匂いがするよ!」子どもは思いもよらない表現をする。
私としては、氷は視覚と味覚だったが、子どもは嗅覚が加味されるらしい。
バタバタバタっと、おとうさんの手を引きながら、幼稚園生ほどの女の子が入店してきた。
毎日、熱中症と光化学スモッグの注意報が発令されるほどの真夏日が続く。
どうしても、かき氷が食べたい。
考えてみると、どこにでもあったようなかき氷だが、ファミレスを除くと、まったくといってよいほど店がなくなった。
ならばと、村田屋をめざす。
冷房などない、首ふりをさせると、いいかげん疲れかけたのか、カタカタいいだす扇風機が1台あるだけ。
土間のコンクリート打ちっぱなし、昔のミルクホールの面影を色濃く残す、店の裏から入口に流れる生あたたかい風だけが涼風?となる。
定番の氷イチゴやメロン、レモンは300円。
ミルク(練乳)、クリーム(アイスクリーム、見出し写真)、カルピスをベースにすると、150円増しとなる。
願わくば白雪のような歯ごたえだったらいいのに、そんなことがわかる人も少なくなってしまった。
交差点の向こうにビジネスパークの建物がそびえ立つ。
駐車場はなく、最寄り駅は相鉄線天王町駅、JR保土ヶ谷駅からはちょっと歩く。
(店内)
看板娘が手伝っている。この雰囲気は変えないでいてもらいたいな。
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