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「赤い御飯、あといくつあるの?」
赤い御飯といえば、素直に想像する「赤飯」なのですが、
ここ第三食堂は、レーズンサンドで有名な「かおり」が運営する洋食の食堂。
横浜市役所本庁舎議会棟の地階にあります。
入り口を入ったレジで「オムハヤシ」の食券を買って席に座っていると、
次々に入ってくるお客さんがみな「オムハヤシ」なので、
遅いお昼タイムでは、残数の確認が必要になるのでしょう。
「赤い御飯」は「ケチャップライス」のことのようです。
昔は「チキンライス」といいきれたのですが、
久しぶりに行ってみると、チキンがなかなか見つからないので、
つまり「ケチャップライス」と表現するしかありません。
それでも、デミグラスソースのこげ茶色と戦う赤い御飯、
それを仲立ちするかのような黄色い玉子のフワフワのハーモニーが美味い。
これで、650円はいうことありません。
人気メニューなのもわかります。
ただし、昔は「カニピラフ」が人気ナンバーワンでした。
カニの値段が高くなり、バターも品薄になって、
いつの間にかメニューから姿を消しました。
「第三食堂」というのは「第一」「第二」があってこそですが、
現在「第二」は存在しません。
第一=蛇の目、第二=戸隠、第三=かおり、
横浜の戦後復興期を支えたお店が名を連ねていましたが、
変わらずにいるのは「第三」のみ。
今でこそ、どんな会社でも出前をランチに頼むことは無くなってしまいました。
やはり、その伝統(議会棟に限る)が残っているのは「第三」のみ。
ギスギスした世の中を作ったのは、
「自分の非を棚に上げて、他人の非をあげつらう」人たちでは?
と思いますが、メタ坊も偉そうなことはいえないので、
まぁ、大目に見ながら、ゆるく生きれる寛容な社会でありたいものです。
(店内)
(入り口)
議会棟入り口を入って左手の階段を降りると第三食堂があります。
平成32年に横浜市役所が移転した場合、
いわゆる社員食堂的なものはなくなるらしいので、
ぜひ今のうちに伝統の洋食をお安く堪能されてはいかがでしょう?
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