横浜通なら言わずと知れた「横浜正金銀行(よこはましょうきんぎんこう)」の建物を利用して神奈川県立博物館(県博)が造られました。
旧横浜正金銀行の本店は、明治建築界の巨頭妻木頼黄(つまきよりなか)の設計により、明治37年(1904)ネオ・バロック様式で建てられました。
外壁に石材を使用した煉瓦造りで地上3階地下1階建ての建物は、コリント式の重厚な石造彫刻の柱頭飾りをもつ大オーダーと、正面に据えられた巨大なドームが特徴です。
大正12年(1923)、突然起こった関東大震災により、1階から3階までの内装と屋上のドームを焼失しましたが復旧し、戦災の影響は軽微だったので戦後まで銀行として使用されました。
昭和42年(1967)新館が増築され、県博がオープン。
その後、国の重要文化財の指定を受け、平成7年(1995)には、近代における我が国の産業経済の発展を支えた重要な遺跡として、国から史跡指定されました。
さて、県博にある「喫茶ともしび」は、県央福祉会が運営を担っています。
喫茶利用のみでも入館できるのが余り知られていないためか、いつ行ってものんびりゆったりとお茶が楽しめます。
定番メニューは、懐かしのナポリタン、いつものライスカレー、新・昔ながらのハヤシライス、チャーハン、海老ピラフなど、ほとんど760円のラインナップで、ドリンク付きです。
「おすすめは?」と聞いてみると「ライスカレーかな?」と答えが返ってきました。
小さなポテサラも付いてきて、おしゃれです。
なんと、県博のチケットを見せると50円引きのサービス価格になりました。
また、企画展の内容に合わせた特別メニューも用意されています。
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