
痛み入ります。
今やシリーズとなっている「家政夫のミタゾノ」が、2020年版として4月24日に放映開始となりました。
ところが、第2話が5月1日に放映されたと思ったら、新型コロナウィルス感染拡大に伴い、撮影に影響が出て、第3話から放送できなくなりました。
ただミタゾノばかりではなく、春に放送開始となったどのTV局のドラマも、その収録具合により、4話だったり、5話だったり、場合によっては、重要な役回りの人が亡くなってしまったりと、前途多難な状況となっています。
放送料という名目の税金を納めているNHKでさえ、大河ドラマ「麒麟が来る」は明智光秀が世に出はじめる前に終わるそうですし、連続テレビ小説「エール」は休止ということで先が見えません。
日本の新型コロナウィルス対策は「自粛」と、大小選挙民への「バラ撒き」という方法が採用されていますが、これといった決定打はなく、日に日に「生活様式がこれまでとは異なる」ことは確かで、サービス業を除いては、人に頼らず「リモート」に取って変わるような気がします。
ドラマ制作についても、何かの対策を講じれば、これまでとは違った方法でつくられるんだろうと、漠然と感じています。
とはいえ、時代劇というか、過去の世相や背景・風俗を描くとなると難しい。
だから何もしないで時が経つのを待っているというのではなく、「自粛」の今、発想を変えて、現代・未来劇だからできる方法はないか?と、たどりついたものが「リモートドラマ」。
その出色というか、先頭を走ったのが「家政夫のミタゾノ2020 特別篇」。
内容は本編を観ていただくこととして、この作品の後に、リモートドラマを発表しても、なかなか評価を得るのは難しいでしょうね。
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まず、レギュラーが登場して、リモート会議であれこれやりとり。
次に、1話完結のドラマの配役がリモート形式で“狂言”を演じ、要所要所でミタゾノが掻きまわすように進行していきます。
本当によく作られているので、もう1回次回作を、と思いたいのですが、今はリモートが注目されているツールとなっているものの、これもあと少しで違う方法にとって変わってしまうような気がします。
ひょっとしたら、全員防護服を着て、原発とか病院とか、それとも、宇宙服を着て、宇宙船や衛星とか、地下帝国なんてのも、ありかもね。
では、「家政夫のミタゾノ2020 特別篇」、GYAO!(ここをクリック!6月19日(金)22:00まで)か、TVer.(ここをクリック!期限未定)で、無料配信中です。
(2020.06.20レイアウト修正)
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