虐待の後遺症で、うつになって、仕事もできなくなって、パソコンとお友達生活が続いてた時に、夫が渡してくれた養護施設出身者の記録。
飛行機の中で、夢中になって読んだ。
養護施設で育つってこういうこと??
私は「養護施設で暮らしたかった」(家庭から逃げたかった)ので、びっくりもしたし、どっちもどっちなんだなって思った。
一度で良いから家庭で生活をしてみたかったという言葉を読んで、「里親」になろうと決めたのだ。
今日は家庭訪問の日で、児相の担当者と、我が家の考え方を伝えたり、状況を話したり、30分くらいで終わるのかなと思っていたら、なんと1時間半を過ぎていた。
8年前のことが昨日のことのように思い出されて、彼女らを家庭に戻すことになった時の気持ちや、委託されたときに「あら~~」私とおんなじじゃん。
そう思ったことや、子どもと暮らしたいなぁ~~とまた思ったこと。
以前よりもゆとりをもって接する自信みたいなものが自分の中にあること、
思い出した。
最近、みちえさんのまわりの大人はみちえさんを助けてくれていたんですねと、言われることが多い。
以前は「そうかな?」みたいに思っていたれど、今は「そうなんですよね」と言えるようになった。
小さいころからボランティアをしてきたことが、今の糧になっている。
小さい時って、
10歳位です。
子ども会の関わりから、今に至るわけだけれど、誰かに「ありがとう」って言われるのが嬉しかった記憶がある。
まさに地域で育ってきたのかもしれない。
子どものころには感じられなかった気持ち。
今日改めてわかった。
社会を知ること、子どもが子どもらしく育つこと、それが一番大事。
親の持ち物でもなく、一人の人間として、尊重されて育つこと。
それが一番大切なこと。
私たちは、私のような子どもをひとりでも少なくするために、里親になったんだよ。
里親になったら、子どもが委託されても、されていなくても里親の役割があるんだって最近思っていること。
いろんな事情を抱えた子どもにとっての、信頼できる大人になるために、里親でいること、これも大切なこと。
できれば、60になる前に、もう一度子どもと暮らしたい。(笑)