イタリアのおばちゃんとオット´s 日記

イタリアのおばちゃんが語る、ローマでの平々凡々な人生&オットの腎移植体験記と透析生活回想録

ドラマチック

2009-12-11 05:07:08 | 自分の健康のこと
な日々が展開している
前回のブログの翌日(先週の金曜日)、予定通りに今までずっと通っていたサントスピリト病院の腎臓科で精神科医の診察を受けにふたりで行った
てっきり一緒に話させてもらえると思ってついて行ったのだが、“第一回目の診察はとりあえず本人だけで・・・”とイタリアのおばちゃんは待合室とは絶対言いがたい腎臓科の入り口の椅子で待たされることに
特に新しいことを言われたわけではなく、とにかく、この「腹膜透析」にむけてこころの準備をすることが主旨だったようだ
精神科医との診察が終わり、出てきて、そのちんけな待合い椅子のところで、立ち話ついでに月曜日、また血液検査をしてその後すぐ腎臓科の医師との面談するように指示された
食事療法のことを最近日本語のネットで色々調べて、ただ、調べれば調べるほど勝手に自分でやるのは危険で必ず専門の医師か栄養士の指示の元で行うように。。。とのことが書かれてある為、なかなか実行には移せずいたので、その場で口を挟んでみた。。。医師の反応は“今更・・・そんな事態じゃない”みたいな表情をされた
だけど、今までなんにもそういうことのアドバイスもなければ、何を食べちゃいけない、何をどんだけ食べれとか、いっさい関知ナシでとにかくじっとクレアチニン値が上がるのを指をくわえてみてるだけだったのに
まぁ、下手に医者にはむかっても利点はないからおとなしく“はい”“はい”と帰ってきた
その日の午後、オットの友人の友人を介してフォルラニーニ病院の腎臓科の先生を紹介してもらい月曜日にアポが取れた
その後、再びサントスピリト病院から連絡があり、月曜日の血液検査は、緊急検査扱いにして即結果が出るように手配するので朝一番で来るように・・・と時間変更になった
そして、、、月曜日
まずは、サントスピリト病院へ血液検査へ
医者との面談は後日・・・といわれてたので、オットひとりで
帰ってきたオットは
というのも、金曜日、そのようなことを医師同士で話しているのはなんとなくわかったが、、、透析を始める為にカテーデルを埋め込む手術を行わなければならず、その手術日として今月10日を外したら次回いつできるかわからない。。。で、10日にその手術を受けるのであれば今日中に返事をしなければ手術室の確保ができないと言われたらしいのだ
オットは、“今日中に返事は必ずします”とやっとこさ言って帰ってきたらしい
そして、お昼ごはんも食べるか食べないか(きっとオットの喉は何も通らなかった状態だと思う)でもうひとつのアポのフォルラニーニ病院へ
そこで待ってたのは、腎臓の医者の顔には程遠いようなごっつい肉屋のおじさんのような先生で、一目でイタリアのおばちゃん夫婦はその先生に信頼感をもった
早い話、
オットの腎不全が数値的に透析を受けなきゃいけない状態まできていること
透析には現在2つの方法があって、1つはすでに薦められている腹膜透析、お腹にチューブを差し込んで、そのチューブは常に外界にぶらさがったまま、自宅で長時間かけて自身で行う方法で利点としては、通院しなくてよいこと
もうひとつは血液透析、腕にシャント(バイパスみたいなもの)を埋め込み週に3回の通院が必要で利点としては、通院の拘束以外は普通の生活が送れること
どちらの場合もその準備期間にチューブかシャントが安定するまで2~3週間を要し、でも、シャントさえ入れておけば、万が一旅先で緊急透析が必要になった時もりようできること
オットの日本に行く大きな目的はにある・・・ことを告白すると、だったら、腹膜透析なんかしたら、温泉どころか家のお風呂にも入れんぞっとアクティブに生活したいんであれば、絶対血液透析の方を選ぶべきなこと
を教わり、イタリアのおばちゃん夫婦は眼からウロコ状態だった
もう、その場でそのシャントを作ってもらう手術の予約を入れてもらったのは、言うまでもない
昨日、サントスピリト病院から“透析にむけて食事療法の献立を作成したので取りに来て下さい”と呼び出しを受け、代理で取りに行った
いまさら・・・って顔に書いて
今日は、更にもうひとり、これもまたまたお友達の紹介で教えてもらったトル・ベルガータ病院の腎臓医を訪ねて行った
女医で、肉屋のおじさんとは似て似つかぬ全然違うタイプだったが、この先生も見解はやはり肉屋のおじさん医師の指示は正しいと太鼓判を押してくれ、さらに、色んな我々の質問・相談に親切丁寧に事細かに説明してくれ、とっても安心して帰ってきた

・・・というわけで、
オットは、今度の月曜日、血液透析を始めるために必要なシャントをいうもんを腕に埋め込む手術を受ける(4時間くらいの手術で部分麻酔だそうな)
12月26日、日本にむけて本当に出発するかどうかは、実はまだ迷ってて、月曜日手術をしてもらう時、もう一度肉屋のおじさん先生とよく相談してから結論を出そうと思っている様子
オットが旅立たない結論を出した場合、イタリアのおばちゃんは、一人分でももう支払ってしまった航空券代をにしないためひとりで帰国する予定

あと、腎臓とどれだけ関係があるかわからないが、、、
丁度1週間くらい前、オットの左足のふくらはぎがつった
翌日、腫れて歩くのも困難なほど痛くなった
火曜日、世の中は「無原罪のお宿りの日」で祭日だというのに、朝から夕方までサンジョヴァンニ病院の緊急救命に入り浸っていた
ふくらはぎはやっぱりひどくつったトラウマから起きた筋肉障害と診断されたが、そこででも血液検査を余儀なくされ、腎臓で緊急入院させられそうになり
免責書類にサインしてやっと出させてもらった
・・・じゃないと、今頃、サンジョヴァンニのベッドで寝てるとこだった

最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
大丈夫なの? (francois)
2009-12-11 11:02:38
おいおい、結構大変じゃないの。
とりあえずあまり無理しないで体を大事にしていてください。
体のために、時には我慢も必要だと夫に言っておいて。
まだ老けこむ年じゃないからいくらでも日本に来るチャンスはあるからとも。
返信する
夫婦ならではの (ぴーなつ堂)
2009-12-11 20:10:51
 イタリアでの治療では、妻の立場も変るんですね。きっと家族そのもののあり方も、イタリア流というか、郷に入れば、なんですね。
医療系の仕事が多い当家ですが、腎臓の病はご本人とご家族のリレー治療になると聞きます。
日記から伝わる、夫婦ならではの呼吸に、快方への前進を感じます。自分も家族の治療に関わることになったので、感じるものは多いです。

さて、日本の温泉もいろいろ。部屋にかけ流し露天風呂が付いているところも増えましたし、
まったくのプライベート温泉も。
もちろん、知らぬ同士が手ぬぐいを前にする風景もオオアリです。どんな温泉がご希望かしら?
返信する
がんばりまーーーす (イタリアのおばちゃん)
2009-12-12 06:52:05
フランソワへ
この夏のJRパス洗濯事件と同じで、これは行くなという神のお告げかなと話し合ってる所です。

ぴーなつ堂さんへ
いらっしゃいましぃぃ
こんな話題で30年ぶりの再会とは、、、なんとも情けないけど。
ご主人医療関係・・・って、どういうお仕事なの?
ぴーなつ堂さんこそ、大変そうだから、お互い元気で頑張ろうねぇぇぇ
オットの温泉の好み あったかいお湯があるとこだったらどこでもいいんだけど、今までのお気に入りは箱根、近場では長島のハートピアってとこかな。
返信する

コメントを投稿