待ちに待った『魔法の国ザンス』シリーズ第16巻の日本語訳『ナーダ王女の憂鬱』が、5月上旬に出版されます。
シリーズ第15巻の日本語訳『ゴブリン娘と魔法の杖』が2003年10月出版だったので、実に一年半ぶりです。5月もFTを3冊刊行してくれるとは、ハヤカワさんよ嬉しいねぇ。それにしても『ベルガリアード物語』は、第1巻から第4巻まで4ヶ月連続刊行ってのはうらやましいが(わは)。
さて今度の物語は、「マンダニア:我々の世界」から始まるらしい。何でもダグとキムというティーンズが、コンピュータアドベンチャーゲーム「ザンスの仲間 (Companions of Xanth)」で、ザンスのキャラクターを選んでプレイしているうちにザンスの世界に迷い込んでしまうみたい。
# コン・ピュータの陰謀か?
原書が出版された1993年の頃は、確かにコンピュータゲームが流行っていたと思う。ザンスに「コン・ピュータ」が登場したのは、『マーフィの呪い』("Man from Mundania", 1989年)が最初かな。この頃はEPSON PC-286VというNEC PC-98シリーズ互換機を主に使っていたんだけど、Turbo C/C++とパソ通と大戦略やミルキー上くらいしかしてなかったからな。
それと邦題の『ナーダ王女の憂鬱』だけど、原題 "Demons Don't Dream" とは直接の関係なしに内容からつけたみたいですね。まぁ、『ナーダ王女とコン・ピュータのゲーム』なんぞにならなくて良かったと思う。因みに、ダグは半人半蛇の女性(ナーダ?)を、キムはエルフの少女(ジェニー?)を選ぶんだそうだ。
魔法の国ザンスシリーズの出版状況は、以下の通り。
● Piers Anthony's Bibliography List (原書執筆状況)
● HAYAKAWA-ONLINE (日本語版出版状況)
● Piers Anthonys Xanth-Zyklus - fictionfantasy.de (ドイツ語版出版状況)
● ザンス作品一覧 - 『子供、いらない』付録FC
早川書房 2005年5月の刊行予定(FT) | |||
時期 | タイトル | シリーズ | 著者/訳者 |
---|---|---|---|
5月 上旬 | ナーダ王女の憂鬱 | 魔法の国ザンス16 | ピアズ・アンソニイ /山田順子訳 |
5月 下旬 | 大魔術師対10人の女怪! | マジカルランド | ロバート・アスプリン &ジョディ・リン・ナイ /矢口悟訳 |
5月 下旬 | 魔術師の城塞 | ベルガリアード物語4 | デイヴィッド・エディングス /柿沼瑛子訳 |
シリーズ第15巻の日本語訳『ゴブリン娘と魔法の杖』が2003年10月出版だったので、実に一年半ぶりです。5月もFTを3冊刊行してくれるとは、ハヤカワさんよ嬉しいねぇ。それにしても『ベルガリアード物語』は、第1巻から第4巻まで4ヶ月連続刊行ってのはうらやましいが(わは)。
さて今度の物語は、「マンダニア:我々の世界」から始まるらしい。何でもダグとキムというティーンズが、コンピュータアドベンチャーゲーム「ザンスの仲間 (Companions of Xanth)」で、ザンスのキャラクターを選んでプレイしているうちにザンスの世界に迷い込んでしまうみたい。
# コン・ピュータの陰謀か?
原書が出版された1993年の頃は、確かにコンピュータゲームが流行っていたと思う。ザンスに「コン・ピュータ」が登場したのは、『マーフィの呪い』("Man from Mundania", 1989年)が最初かな。この頃はEPSON PC-286VというNEC PC-98シリーズ互換機を主に使っていたんだけど、Turbo C/C++とパソ通と大戦略やミルキー上くらいしかしてなかったからな。
それと邦題の『ナーダ王女の憂鬱』だけど、原題 "Demons Don't Dream" とは直接の関係なしに内容からつけたみたいですね。まぁ、『ナーダ王女とコン・ピュータのゲーム』なんぞにならなくて良かったと思う。因みに、ダグは半人半蛇の女性(ナーダ?)を、キムはエルフの少女(ジェニー?)を選ぶんだそうだ。
魔法の国ザンスシリーズの出版状況は、以下の通り。
- A Spell for Chameleon (1977, Del Rey) - 『カメレオンの呪文』 (1981/05/30)
- The Source of Magic (1979, Del Rey) - 『魔王の聖域』 (1982/09/29)
- Castle Roogna (1979, Del Rey) - 『ルーグナ城の秘密』 (1984/02/24)
- Centaur Aisle (1982, Del Rey) - 『魔法の通廊』 (1985/08/30)
- Ogre, Ogre (1982, Del Rey) - 『人喰い鬼の探索』 (1986/09/30)
- Night Mare (1983, Del Rey) - 『夢馬の使命』 (1987/12/19)
- Dragon on a Pedestal (1983, Del Rey) - 『王女とドラゴン』 (1989/06/21)
- Crewel Lye (1985, Del Rey) - 『幽霊の勇士』 (1992/10/30)
- Golem in the Gears (1986, Del Rey) - 『ゴーレムの挑戦』 (1994/04/26)
- Vale of the Vole (1987, Avon) - 『悪魔の挑発』 (1995/12/16)
- Heaven Cent (1988, Avon) - 『王子と二人の婚約者』 (1996/11/29)
- Man from Mundania (1989, Avon) - 『マーフィの呪い』 (1999/08/20)
- Isle of View (1990, Avon) - 『セントールの選択』 (2000/06/15)
- Question Quest (1991, Avon) - 『魔法使いの困惑』 (2002/01/18)
- The Color of Her Panties (1992, Avon) - 『ゴブリン娘と魔法の杖』 (2003/10/24)
- Demons Don't Dream (1993, Tor) - 『ナーダ王女の憂鬱』 (2005/05/上旬 予定)
- Harpy Thyme (1994, Tor)
- Geis of the Gargoyle (1995, Tor)
- Roc and a Hard Place (1995, Tor)
- Yon Ill Wind (1996, Tor)
- Faun & Games (1997, Tor)
- Zombie Lover (1998, Tor)
- Xone of Contention (1999, Tor)
- The Dastard (2000, Tor)
- Swell Foop (2001, Tor)
- Up in a Heaval (2002, Tor)
- Cube Route (2003, Tor)
- Currant Events (2004, Tor)
- Pet Peeve (2005, Torより出版予定)
- Stork Naked (執筆中)
- Air Apparent (予定)
● Piers Anthony's Bibliography List (原書執筆状況)
● HAYAKAWA-ONLINE (日本語版出版状況)
● Piers Anthonys Xanth-Zyklus - fictionfantasy.de (ドイツ語版出版状況)
● ザンス作品一覧 - 『子供、いらない』付録FC