(光輝く海の色)
「緑の館絵画を楽しむ会」はこちらです。
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小学生の夏休みの頃を思い出しました。
画用紙一枚に風景絵を描く宿題を出された時の事です。
描きたい気持ちが起こらないまま、夏休みの最終日を迎えてしまいました。
他の宿題もあったので、何を描くか迷ったまま、数十分で絵を描き終えました。
どうであれ宿題の絵が学校で評価され展示されるのが嫌でした。
その当時の評価は、金紙と銀紙と無印の曖昧なものだったのです。
不安は的中してしまい予想通り無印の私の絵が張り出されました。
無印効果は的面で興味があったスケッチすらも止めてしまいました。
幼い頃の思い込みとは怖いもので、絵を見るのも嫌になり益々遠ざかっていきました。
そんな折、図書館で写真集を眺めているとぼやっとした絵画が掲載されていました。
その絵は日の出の太陽が海を紅く染めていく中で船がゆっくり進んでいく絵でした。
本物の日の出の絵画を見たいと思って美術館に行きました。
見れば見るほど絵の中に引き込まれていきました。
クロード.モネの絵(印象・日の出)によって絵画嫌いが絵画好きに一変しました。
夏休みの宿題で子供達が絵を描く機会があると思います。
その際は、大人が一歩踏み込んで良い箇所を誉めてあげれば子供の印象に残ると思います。