私は、どうやら、何かに取り憑かれているようだ・・・その女が、私の夢の中に現れるのは、一度や二度ではない。
最初にその女が私の夢の中に現れたのは、前に居た家に引っ越した小学校三年生の時であった。前の家の裏側には、沖縄方言でチーギという割と大きな木が有ったのだが、夢の中でその女は、チーギの木の方からやって来て、私を酷く怯えさせた。
以来、その女は、数年越し私の夢の中に現れた・・・別に、現実での生活に実害が無かったので、私は、母(母は、ユタで有った)が生きている間は、ついにその夢の事は、一度も相談しなかった。
昨夜、その女は、十数年振りに私の夢の中に現れた・・・実に久し振りの夢の中の対面で有ったが、矢張り、その女は、前の家の裏側に有ったチーギの木の方からやって来た。案の定、女は、何も言わず戻って行った。
全く、今にして思えば、私の旨く行かない人生は彼女の所為かも知れない。
『 霜月や 夢見の悪さ 貘思う 』
『 霜月や 悪夢見て言う 貘貘と 』 石 兎
最初にその女が私の夢の中に現れたのは、前に居た家に引っ越した小学校三年生の時であった。前の家の裏側には、沖縄方言でチーギという割と大きな木が有ったのだが、夢の中でその女は、チーギの木の方からやって来て、私を酷く怯えさせた。
以来、その女は、数年越し私の夢の中に現れた・・・別に、現実での生活に実害が無かったので、私は、母(母は、ユタで有った)が生きている間は、ついにその夢の事は、一度も相談しなかった。
昨夜、その女は、十数年振りに私の夢の中に現れた・・・実に久し振りの夢の中の対面で有ったが、矢張り、その女は、前の家の裏側に有ったチーギの木の方からやって来た。案の定、女は、何も言わず戻って行った。
全く、今にして思えば、私の旨く行かない人生は彼女の所為かも知れない。
『 霜月や 夢見の悪さ 貘思う 』
『 霜月や 悪夢見て言う 貘貘と 』 石 兎