石兎の風流日誌

日常に考えた事を俳句・短歌で綴る。

野良猫逝く

2010-03-29 02:15:41 | 日記
 この三,四年、朝晩キャット・フードをやって、面倒を見ていた野良猫のジュニア(勝手に付けた名前)が、土曜朝、隣家のチリ置き場に袋に入れられ捨てられているのを発見して、驚いた。車に撥ねられたか・・・
 
 チリと一緒に焼かれるのでは、可哀そうだと思ったので、庭に埋めてやろうと、運ぼうとしたら、微かに息をしていた・・・何てこった。まだ息が有るじゃないか。

 家に運んで、何時も、ジュニアが寝ていた軒下の古いマットに寝かした。半日持つかどうかだろうが。ジュニアも、春の日差しの中縄張りにしていた庭を見ながら、最後の時を迎えられるのだから、安んじて黄泉へ旅立つ事が出来るだろう。

 ジュニア、陽当たりのいい庭の一番好い所に、お前を埋めてやるよ。


   『 春悲し 野良猫ジュニア 瀕死なり 』

   『 二日間 姿無かった 野良猫の  ジュニアが今朝は 死に掛けている 』       石   兎