日曜日(六月十三日)の夕方、庭の草を刈っていたら、最近我が家の庭に食事を貰いに来るようになった若い赤茶の野良猫(寅吉と名前を付けた)が、私の足に纏わり付いて仕事の邪魔をした。
全く、野良猫の癖に人懐こい可愛い奴なのだが、我が家の庭には、喧嘩で相手の若い野良猫を殺してしまった歌舞太(目の回りに茶色の隈取が有る)と名付けた大きなボス猫が矢張り食事を貰いに来るので、寅吉と歌舞太が鉢合わせするのが心配で成らない。
いやはや、自らのお節介(食事の世話)で気を揉むなんて馬鹿げているが、しかし寅吉は、可愛げの有る奴なんだ・・・面倒を見ずにはいられないのだ。
『 庭草を 刈りて体が ぐたぐたに 梅雨の末期の 日曜の夕 』 石 兎
全く、野良猫の癖に人懐こい可愛い奴なのだが、我が家の庭には、喧嘩で相手の若い野良猫を殺してしまった歌舞太(目の回りに茶色の隈取が有る)と名付けた大きなボス猫が矢張り食事を貰いに来るので、寅吉と歌舞太が鉢合わせするのが心配で成らない。
いやはや、自らのお節介(食事の世話)で気を揉むなんて馬鹿げているが、しかし寅吉は、可愛げの有る奴なんだ・・・面倒を見ずにはいられないのだ。
『 庭草を 刈りて体が ぐたぐたに 梅雨の末期の 日曜の夕 』 石 兎