古い家に住んでいると、大型台風の遣ってきた夜には、私は、恐怖で眠れない。常日頃は、ニヒリストぶって、身内の者に「俺は、これ以上の長生きは、大して望まない、ね」と言っているくせに、全く、だらしが無い。
そのだらしなさの元は、2011年3月11日の東日本大震災の大津波の無慈悲な圧倒的なパワーをTVで、何度も見てしまったからだ。天才の無慈悲で圧倒的なパワーには、人間の命も文明も文化も無力だ。
いや、私は、天災に対して、怒りのパワーをぶつける事が出来ないので、どうしようもなく臆病になってしまった。
『 停滞の 秋台が風 動き出す
今年最後で ある事祈る 』
『 昔居た 紅いカンナの 咲く庭の
森閑とした 青い空の下 』 石 兎
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