石兎の風流日誌

日常に考えた事を俳句・短歌で綴る。

スリコミ・・・・・

2012-11-15 10:44:08 | 日記

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 私は、4,5日前に、カラスの鳴き声を判然と聞いて、愕然とした。それは、カラスは不吉な鳥であると言うスリコミで大人に成ったので、その声を聞いた時に、実にいやな気持に成ったのだ。

 カラスの声如きで何て言うが・・・・・私の若い頃には、カラスは、まだ沖縄本島の北部にだけ(山原烏=ヤンバルガラサー/北部地域のカラス)居たはずなのに、この二、三十年の間に、沖縄本島の中南部まで侵入して来たのだ。

 早晩、私は、毎日カラスの姿を目撃して鳴き声を聞く事に成るだろう。

 いやはや、スリコミは、恐ろしい。私はどうしても、カラスを認める事が出来ない。

 

    『    霜月や   体の凝りは   老化かな    』        石   兎

 

 私は、元々憂鬱症の質なのだが、毎年、十二月が近付いて来ると、鬱の状態が特に酷くなる。それは、何の成果も出せずに終わりそうな一年に、慙愧の念が募るからだ。その繰り返しが私の人生だった。

 私の祖父の若い頃の渾名は、「ヒャークニ・ティーチィー/百に一つ(本当かな?)」だったそうだが。私にも、その気が濃厚にあって、地に足が着いた堅実な事を考える事が出来ない。

 いや、全く、呪われた劣等の遺伝子だ。

         

       慙愧

    今が有るという事は、

    それは私にとっては、

    奇跡的な事なのだが。

    それを、私は、何程も嬉しいとは、

    思っていない。

    そう、私は、ただ生きているという事だけなのだ。

 

     『    初冬や   去年の今   何してた     』       石     兎

 

 いやいや、こんな事を書くと、家の呑気者達が何と言うだろう・・・つくづく思うのだが、呑気と言うのは最強のパワーかもって。兼中・兼韓って言う側から、今呑気者達は、中国・韓国ドラマに夢中だ・・・

 「歩歩驚心」去年中国で一番受けたドラマだそうだ。我が家は、今日も中国語のセリフが鳴り響いている事だろう・・・・これも平和か・・・・・


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