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私は、4,5日前に、カラスの鳴き声を判然と聞いて、愕然とした。それは、カラスは不吉な鳥であると言うスリコミで大人に成ったので、その声を聞いた時に、実にいやな気持に成ったのだ。
カラスの声如きで何て言うが・・・・・私の若い頃には、カラスは、まだ沖縄本島の北部にだけ(山原烏=ヤンバルガラサー/北部地域のカラス)居たはずなのに、この二、三十年の間に、沖縄本島の中南部まで侵入して来たのだ。
早晩、私は、毎日カラスの姿を目撃して鳴き声を聞く事に成るだろう。
いやはや、スリコミは、恐ろしい。私はどうしても、カラスを認める事が出来ない。
『 霜月や 体の凝りは 老化かな 』 石 兎
私は、元々憂鬱症の質なのだが、毎年、十二月が近付いて来ると、鬱の状態が特に酷くなる。それは、何の成果も出せずに終わりそうな一年に、慙愧の念が募るからだ。その繰り返しが私の人生だった。
私の祖父の若い頃の渾名は、「ヒャークニ・ティーチィー/百に一つ(本当かな?)」だったそうだが。私にも、その気が濃厚にあって、地に足が着いた堅実な事を考える事が出来ない。
いや、全く、呪われた劣等の遺伝子だ。
慙愧
今が有るという事は、
それは私にとっては、
奇跡的な事なのだが。
それを、私は、何程も嬉しいとは、
思っていない。
そう、私は、ただ生きているという事だけなのだ。
『 初冬や 去年の今 何してた 』 石 兎
いやいや、こんな事を書くと、家の呑気者達が何と言うだろう・・・つくづく思うのだが、呑気と言うのは最強のパワーかもって。兼中・兼韓って言う側から、今呑気者達は、中国・韓国ドラマに夢中だ・・・
「歩歩驚心」去年中国で一番受けたドラマだそうだ。我が家は、今日も中国語のセリフが鳴り響いている事だろう・・・・これも平和か・・・・・
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