石兎の風流日誌

日常に考えた事を俳句・短歌で綴る。

コード・ネーム・・・・

2011-05-07 02:35:23 | 日記

  米国、海軍特殊部隊(SEALS)が決行した、オサマ・ビンラディン殺害作戦のコード・ネームである「ジェロニモ」が、米国内で物議を醸している。

 アメリカインディアン全国議会(NCAI)のキール議長によると、ジェロニモは、1800年代後半に活躍した先住民の指導者で、南西部では今でも英雄として多大な尊敬を集めている。先住民戦士とビンラディンを関連付けることは、歴史の不正確な反映である。又、ジェロニモのひ孫にあたるハーリン・ジェロニモさんは、作戦を指すものであろうが、ビンラディン本人を指すものであろうが、ジェロニモの名を使用することは、非常に屈辱的であり誤っていると述べたそうだ。

 そりゃ、当然の事だろう。アメリカインディアンとしては、自分達の英雄であるジェロニモをビンラディンに擬する事は、断じて許せない事だろう・・・米国の歴史は、アメリカインディアンからの土地の簒奪の歴史であるのだから、どう考えても、ジェロニモの方に正義が有ったのだ。

 バラク・オバマ大統領は、自分自身も米国内では差別される側であるのに、何故、コード・ネームに「ジェロニモ」を採用(承認)したのか、私は、理解出来ない。

  

     『   早梅雨の   今日の晴れ間   旗日なり   』         石    兎

 

*呼称一つ取っても難しい。「インディアン」は、インドに行きたかったコロンブスが間違えて呼んだから妥当じゃないとか。先住民族だから「ネィテブアメリカン」。これは、その他の民族(イヌィットの方々など)全体を指し、一色単にされ、新たな抑圧呼称だとか・・・。いっそ、各部族名(スー族・アパッチ族・ホピ族等々)で呼ぼう等々。取りあえず、今の所「アメリカインディアン」と称するのを選んでいるそうなので、私も此れを採用してみた。

 

     


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