石兎の風流日誌

日常に考えた事を俳句・短歌で綴る。

忘却・・・

2009-11-09 01:48:55 | 日記
 週末、地域の秋祭があった。人・人・人の人波。其々の人生・・・

 人生には、心残りな事が、数多く有る・・・ 
 
 その無念な思いが、年月の経過とともに、心の中に積み重なり、心の澱となり、自責の念で自分自身を責め苛む事になる。揚句、人生の真の苦難に遭遇した時の反発心や忍耐を奪う事になり、自刃という事になりかねない。
 で、私は、此れまでの人生での失敗の総てを、生きる為に忘れる事にした。気力・勇気・才能、これ等の無さを総て神様の所為にして開き直って、私は、風流を気取る。

 兎に角、私は、風流の心の余裕が欲しいのだ。


  『 心とは 池の水面 秋の風 』

  『 人生を 重く思うな 秋祭 』

普天間基地

2009-11-07 22:54:07 | 日記
 運動公園の陸上競技場外周をウォーキングしていた男達の会話・・・

A「普天間飛行場は、どうなるのかね」
B「何だ、行き成り」
A「あれ、お前、沖縄県民のくせに普天間の基地移転問題に関心が無いのか」
B「はは、お前、何だか偉そうだな。勿論、俺だって、普天間基地の移転問題には関心があるさ」
A「へへ、じゃ、お前は、如何思っているんだ」
B「俺は・・・俺は矢張り、辺野古に移転する事になると、思っている」
A「お前、それでいいと、思っているのか」
B「別に、いいとは思っていないけど、鳩山内閣は、何だか、腰砕けになっているから、県外移設は無理だな」
A「お前は、鳩山総理は、オバマ大統領に何も言えないと、思っているのか」
B「ああ、何も言えないね。結局は、辺野古移転さ・・・」
A「いや、そうじゃないな。俺は、ある噂話を聞いたんだけどな。中部の有名なユタが、普天間基地は、嘉手納飛行場に統合されると、予言したそうだよ」
B「おいおい、お前は、ユタを信じているのか」
A「いや、俺も、普天間基地は嘉手納飛行場に統合するのが、ベターだと思っていたからさ・・・そのユタは、よく当たると、評判なんだぜ」
B[はははは、まあ、いいさ。そろそろ、走ろうや。ナハ・マラソンまで、日日がないぜ」
A「あ、ああ、走ろうか」

 何だか、普天間の基地問題を持ち出した男は、ばつが悪そうで有った。


  『 冬服を 出した途端に 北風は  止んでしまって 元の暑さに 』

  『 意気込んで 走る人等は ナハマラソン  参加の為に 異常に元気 』   石   兎

雑感・・・

2009-11-06 00:25:34 | 日記
 高橋是清は、「 元気を出せば、何でも出来る 」と言ったそうだが、私の経験では、元気を出しても、出来ない事は出来ないのだ。何でもやる為には、元気プラス・アルファーが必要なのだ。
 
 では、そのプラス・アルファーは、何かと言えば、勇気だ・・・しかし、その勇気は、善い事をする為の勇気ではなくて、悪い( 私利私欲 )事をする為の勇気だ。
 夏目漱石は、=我輩は猫である=で、「 鉄牛面の鉄牛心、牛鉄面の牛鉄心 」と言う禅語を披瀝している・・・人を人とも思わない、図太い神経が無ければ、何でもする事は出来ない。人間は、清らかな元気や清らかな勇気だけでは、成功者( 金持ち )になれない。しかし、金儲けの為に、他人を全く無視して、エゴイスティックに振舞えば犯罪者になる可能性が高い。

 いや、全く、元気や勇気を出して、何をやるかは、難しい問題だ。


  『 負け組に なって自裁を する者は  弱者だと 愚か者言う 』

  『 霜月に なった途端に 北風が  吹き過ぎて行く 浦添の街 』     石   兎

悪夢・・・

2009-11-05 06:28:54 | 日記
 私は、どうやら、何かに取り憑かれているようだ・・・その女が、私の夢の中に現れるのは、一度や二度ではない。
 
 最初にその女が私の夢の中に現れたのは、前に居た家に引っ越した小学校三年生の時であった。前の家の裏側には、沖縄方言でチーギという割と大きな木が有ったのだが、夢の中でその女は、チーギの木の方からやって来て、私を酷く怯えさせた。
 以来、その女は、数年越し私の夢の中に現れた・・・別に、現実での生活に実害が無かったので、私は、母(母は、ユタで有った)が生きている間は、ついにその夢の事は、一度も相談しなかった。

 昨夜、その女は、十数年振りに私の夢の中に現れた・・・実に久し振りの夢の中の対面で有ったが、矢張り、その女は、前の家の裏側に有ったチーギの木の方からやって来た。案の定、女は、何も言わず戻って行った。

 全く、今にして思えば、私の旨く行かない人生は彼女の所為かも知れない。


   『 霜月や 夢見の悪さ 貘思う 』

   『 霜月や 悪夢見て言う 貘貘と 』       石   兎

文化の日

2009-11-04 01:31:57 | 日記
 昨日は、十一月三日、文化の日休日であった。まあ~、文化的な快適な生活とは、縁遠い私だが、心の安寧の為に日々短歌や俳句や詩を作っているので、強ち文化的でないとは言えない。しかし、それも、自称詩人の自惚れだから、しょうが無い。

 十一月三日、文化の日の昨日は風が強く寒かった。いよいよ長距離ランナーの季節だ。駅伝・マラソンのテレビ放送が続々と続くので、楽しみだ。
 
 週末テレビのスポーツ観戦は、退屈と気鬱を忘れさせて呉れる・・・全く、カタルシスだ。



   『 北風や 汗出る程に 走れるか 』

   『 汗だくに なる程の距離 走りたい  北風強き 国道沿いを 』   石   兎