石兎の風流日誌

日常に考えた事を俳句・短歌で綴る。

初勝利・・・

2010-06-16 00:10:19 | 日記
 サッカーのワールド・カップ南アフリカ大会で、日本代表チームは、歴史的な一勝を上げた。
 
 カメルーンの代表チームには、世界的なエース・ストライカーで有るエトー選手がいたのに、見事に日本代表チームは、組織的な全員守備で彼を封じて、遂にワールド・カップで八年振りの勝利を、海外のワールド・カップでの初勝利(日本人監督初勝利でも有る)として為し遂げた。正に、日本サッカーの歴史的な一勝で有った。 

 いや、もう、これまで岡田武史監督や代表チームメンバーに対する不満をブログに書いて来たので恥ずかしくて赤面です。最早、非礼の責任を取って、丸坊主になるしかない・・・岡田監督、代表選手の皆さん、本当に御免なさい。


  『 闘魂や 南アの地にて 青嵐 』              石    兎

 

庭・・・

2010-06-15 01:55:15 | 日記
 日曜日(六月十三日)の夕方、庭の草を刈っていたら、最近我が家の庭に食事を貰いに来るようになった若い赤茶の野良猫(寅吉と名前を付けた)が、私の足に纏わり付いて仕事の邪魔をした。
 全く、野良猫の癖に人懐こい可愛い奴なのだが、我が家の庭には、喧嘩で相手の若い野良猫を殺してしまった歌舞太(目の回りに茶色の隈取が有る)と名付けた大きなボス猫が矢張り食事を貰いに来るので、寅吉と歌舞太が鉢合わせするのが心配で成らない。

 いやはや、自らのお節介(食事の世話)で気を揉むなんて馬鹿げているが、しかし寅吉は、可愛げの有る奴なんだ・・・面倒を見ずにはいられないのだ。

    

  『 庭草を 刈りて体が ぐたぐたに  梅雨の末期の 日曜の夕 』             石    兎

采配・・・

2010-06-12 20:54:02 | 日記
 サッカーのワールドカップ南アフリカ大会が、始まった・・・私は、今度の日本代表チームには、何も期待していないので、気楽にテレビ観戦が出来そうだ。

 そもそもが、日本代表チームの岡田武志監督の手腕に、私は疑問を持っているのだ。今度の代表チームのメンバーには、私の好きな選手は一人もいないし、公式戦でもテスト・マッチでも、彼の作戦用兵には、何時もいらいらさせられた。
 そして、彼に対する私の不信感が頂点に達したのは、彼がぶち上げたワールド・カップベスト4の目標だ。高きを望んで何て鼓舞するにも程が有る・・・全く、身贔屓が過ぎる。日本のプロ・サッカー選手達の実力を過大評価し過ぎている。私は、岡田武志監督の手腕には、何も期待していない。

 兎に角、もうワールド・カップは、始まってしまったのだから、後は、僥倖を願うばかりだ。もし、代表チームが、三戦全敗して決勝リーグに進めなかったら、岡田武志を代表監督にした日本サッカー協会の会長は、責任を取って辞任してもらいたい。


  『 夢で見し ロシアの村の 寂しさよ  そぼ降る雨に 濡れて行く人 』      石    兎

新内閣・・・

2010-06-10 01:39:46 | 日記
 国際政治は、青臭い書生論で行なわれている訳ではない・・・国際政治は、残酷なリアリズムだ。
 
 大国は、一様にダブルスタンダードだ。隣国の中国と同盟国の米国外交を見れば、それは歴然としている。中国は、善隣友好互恵関係を外交の看板にしながらも、着々と武力を増強し、形振り構わずに世界中で天然資源を買い漁っている。そして、米国は、自由人権を外交の看板にしながらも、身勝手な金融投機を行い、テロとの戦いと称して無辜の民(イラク・アフガン)を戦渦に巻き込んで殺している。
 
 いやはや、全く、日本は良くも悪くも国際政治の舞台では、青臭い・・・そんな日本に昨日、菅連立内閣が、スタートした。
 
 菅総理は、自分の内閣の事を、奇兵隊内閣と命名したが、幕末に高杉晋作が創立した奇兵隊は、栄光の歴史に色取られている訳ではない。奇兵隊は、明治政府が成立した時に、解散命令を受けたのだが、解散を拒んで反乱を起こした一部の隊員達は、桂小五郎(木戸孝允)が実権を握っていた長州藩に弾圧されて悲惨な最期を遂げたのだ。要するに、大部分の奇兵隊の隊員達は、使い捨てにされたのだ。奇兵隊を利用して、明治政府で功成名を遂げたのは、伊藤博文や山県有朋などの幹部達だけで有った。

 奇兵隊の歴史を知ってか知らずか、菅総理は、光と影の有る長州奇兵隊の名前を自分の内閣に命名してしまった・・・さて、吉と出るか、凶と出るか。

 大国の狐や狸達と渡り合って行けるのであろうか。内政外政問題山積だ・・・


  『 気を病みて 気力萎えし 夜などは  維新の志士の 写真を見る 』        石   兎

ドライブ・・・

2010-06-09 03:37:24 | 日記
 実に久し振りに日曜日(六月六日)に北部(沖縄本島)へドライブに出掛けた。北部の中心地であるN市で、カラスの群れを目撃した。いや、実に、カラスという鳥は、威圧的だ。ハトの二倍位は有る感じで、その群れが、民家の庭の木の枝に屯している様子は、実に不気味であった。
 別に、カラスを全否定する積りはないが、社内でカラス談義になって、北部のカラスは、南下して来ていると聞いた時には、実に嫌な気持ちになった。(ヤンバルガラサーと方言で歌われている様カラスは本島北部の代名詞・・・)早晩、北部のカラスは、私の住んでいる中部のU市にも、その黒い怪異な姿を現す事になるのか。いや、全く、想像もしたくない光景だ。

 N市の全国的に有名になった浜辺(普天間基地移設場所)では、海人祭(ハリー)が行なはれていた。地域の市民はもとより全国から来ている高専の高校生、基地の住人である米国人皆々参加の祭りである。人対人の交流はこんなにもスムーズに共存出来るのに・・・
 梅雨明けの知らせとなる南部のI市のハレー(I市ではハリーをハレーと発音するらしい)は、まだだが、梅雨明けは、もうまじかだろうと、私は思った。

 それにしても基地移転問題の梅雨明けは、何時になるのだろうか・・・


   =  蘇 生  =

  闘魚が、ゆらりゆらりと、泳ぐ。
  復活の夏だ。
  あれから、四十数年。
  川は、今、蘇ったのだ。
  ああ、懐かしき川面の波紋。

                  石   兎