5月25日、コルドバ市内見学とパティオ見学ツアーの後、ホテルの近くの素敵な広場 Plaza de las Tandillas へ向かいました。コルドバで最も豪奢な建物に囲まれたおしゃれな広場で、花壇というか植木を囲む石が同時にベンチであるところなどいいアイデアだと思いました。
この広場に面したレストランやバールはどこも人であふれかえっていたので、そこからわき道に入ったところで比較的落ち着いたレストランを見つけました。La Tortuga というところです。
ここのサングリアはマドリードで飲んだものよりも甘みが少なく柑橘系のすっきりした味が良かったです。
チーズ、サーモンのほか季節のフルーツがたっぷり入ったサラダは「サラダ」の常識を崩すようなコンビネーションでしたが、これがまた絶妙に美味でした。
ダンナが頼んだイベリコ豚のステーキも量は若干控えめな感じですが、美味しかったようです。
しかし何といっても陸と海のロールとかいう茄子にくるんだサーモンとエビ&ハムのソースが感動的に美味しかったです。一口口に入れた途端に「ん~!!!」と唸ってしまうような初体験の絶妙なハーモニーを醸し出す美味しさでした。茄子でサーモンをくるむという発想自体が斬新ですよね。
デザートはなしでトータル45€でした。
翌日の5月26日は、メディナ・アサハラ見学ツアーと観光バスでの市内巡りの後ホテルで一休みしてから前夜とは反対方向のローマ神殿跡 Templo Romano の真向かいにある100%地元産のものを使いクリエイティブな料理を提供するレストラン Taberna La Cuarta に挑戦しました。
このお店でもサングリアを頂きました。前夜のとはまた一味違っていましたが、マドリードで頂いたサングリアよりも数段美味でした。
マンゴーソースに入った鰯がまた素晴らしく美味で、鰯がマンゴーとこんなに合うなんてびっくりでした。
キノコとエビの炒めたのにチーズが載ってるのもなかなか。これはまあ、想像もつかない組み合わせというわけではありませんが。
タラやチーズや何かのクロケタの盛り合わせもなかなかでしたが舌鼓を打つほどの感動はありませんでした。
Flamenquin というハムの揚げ物は1/2ポーションがなくて、ダンナでも食べきれない量でした。やや乾いているのでソースが欲しいところ、だそうです。
デザートに頼んだ Sorbeta al cava というシャーベットはなんと電球型の入れ物に入って出てきました!結局のみづらかったので上の金具を取って普通のグラスに移して頂いたのですが。お店の人もそれを予想していたようですかさずグラスとスプーンを持ってきてくれました。
ここではデザート付きでトータル48€でした。
最終日の5月27日は、メスキータ見学とバスでの市内観光の後にサンロレンツォ地区のアンダルシアンレストラン Restaurante Sociedad Plateros Maria Auxiliadora まで遠征しました。メスキータのアーチと円柱を模した内装が微笑ましいです。
レストランは狭い道路に面しているため、入り口前にテラス席はなく、何内を通り抜けたところにパティオ席があります。
ここでもサングリアをいただきましたが、グラスでは出さないということでしたのでカラフェで。飲み切れるかどうか怪しかったですが、2人で何とか飲み切りました。ここもオリジナルレシピのようでまた一味違っていましたが美味しかったです。
前菜はイベリコハム、羊のチーズ、茄子味のオリーブ。
鱈とオレンジというなかなか斬新な組み合わせは意外にも大変美味しく、思わず頬張りながら「ん~!!!」と唸ってしまいました。
グリル野菜はシンプルなお料理ですが、これがなかなか美味しいんですね。山盛りでしたのでかなりお腹に来ました。
それでもデザートは別腹ということで、コルドバ名物の Natillas をぜひとも食べねばと注文しました。甘いですがそれほど甘ったるいわけではないのでするする食べちゃいました。
ダンナは Flan プリンで。
ここでは品数も多かったためトータル55€でした。
今回のマドリード・コルドバ8泊9日の旅ではグルメ的にはコルドバが最高でしたね。いやあ、よく食べました。1kgくらい太っても文句は言えません。
旅行から帰ってきてすでに1か月半が経過してしまいましたが、体重はおかげさまで元に戻りました。
いずれにせよ体重を気にしてグルメの旅なんかできません。旅の醍醐味はやはりなんといってもご当地の美味しいものを食べることですよね!