三上俊樹日本画の絵具棚

アトリエからの発信・・

米谷清和展

2016-02-07 | Diary


三鷹駅前の市民ギャラリー。

1984年横の会が結成されて第1回展で見た強い印象の・・・

6メートル近い大作の米谷清和の絵があった。

雪の中、渋谷の黒々とした高速道路下の歩道橋を傘をさしている群像の風景である。

このチラシの絵ではない。

今回それを含め、日展や横の会に出した作品が中心。

この絵を久しぶりに隈なく見られた。

懸命に黙々と生きる人たちの群像である。

雪の中を行く人達のシルエットは今も変わらない。



第1回目の横の会の会場で中野嘉之さんと会って話した記憶の中に・・

この会は華岳や麦遷の「国画創作協会」のような会になるんだろうか?聞いたことがあって・・

ひとつの革新的な運動になるのかと・・

一方的に多くの期待を持ったものだった。

その頃の若い画家仲間の中ではそういう話題がしきりにあった。

既成の団体への閉塞感からだった。

しかし・・・そういう会にはならなかった。