早朝の西安駅頭。
左が私で30代半ばであろうか。
右が抽象の難波田龍起氏である。
わたしは寝起きで腫れぼったい顔をしている。
敦煌研究院の招請による中国滞在時の1枚である。
旅の間中、難波田さんといろいろ話す機会が多く・・・
亡くなられた子息、史男さんと私の年齢が近かったので・・
史男さんの絵の事をよく話された。
帰国直後、国立近代美術館で難波田さんの大々的な回顧展があり・・
難波田さんの歩みを沢山知ることが出来た。
数年後東京駅のステーションギャラリーでの・・
難波田史男展で改めて史男さんのナイーブな感性に大変感動したのを覚えている。
もっともっと、生きて様々な史男さんの世界を展開して欲しかった。
見れば見るほど残念でならなかった。
上海から入り西安。
そして甘粛省蘭州、敦煌、天水と旅は続いた。
難波田さんが亡くなって随分時間が経った・・・