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服部まゆみ「この闇と光」

2019年11月01日 | は行の作家
角川文庫
2001年 8月 初版発行
2019年 2月 改版19版発行
解説・皆川博子
293頁


服部さん、初読です

森の奥に囚われた盲目の王女・レイア
母亡き後、王である父の愛と美しいドレスや物語に囲まれて“別荘”で育てられていました
が、ある日そのすべてが奪われ、混乱の中で明らかになったのは恐るべき事実でした

幻想と現実が混ざり合う物語の行き着くところは…

タイトルや表紙カバーから連想するのは本書の解説も書いておられる皆川博子さん
同じ系譜の作品です
服部さんには申し訳ないのですがどうしても皆川さんと比較しながらの読書となってしまいました
王女・レイアの真実がわかってからの暫くはつまらなかったですが、ラストに向けては痺れました!

服部まゆみさんは2007年に58歳の若さでお亡くなりになっているとのこと
残されている著書を少しずつ読んでいきたいです



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