角川文庫
2019年2月 初版発行
2020年12月 5版発行
解説・小林エリカ いつかまにまにおばあさんになる日まで
300頁
32歳頃から40歳の入り口まで
なすがまま正直に自分の感情と向き合う日常、世界各地への旅、好きな音楽や本に寄せる熱い思い
西加奈子さんの喜怒哀楽の変遷を綴ったエッセイ集です
- 日々のこと
- 日々のこと その後
- 音楽のこと
- 本のこと
西さんの好まれる音楽とスポーツ、特にプロレスは自分とは大きく外れているので軽く流しました<m(__)m>
西さんの正直な言葉の数々はストンと腑に落ちます
どうでもいい内容かもしれませんが、笑ったり同調したりしながら楽しく読みました
同じ!と感激したのは『洗濯先輩』
洗濯物をベランダに干すか浴室乾燥にするか、今日のお天気は?
西さんが暮らすマンション5階のベランダから見える3階建てのお宅は屋上が干場になっているのですが、『先輩』の驚くほどのお天気予測能力はその日の洗濯指数を的確に示してくれるのだそうです
私にも同じく参考にさせて頂いている『先輩』がいらっしゃいます
たまに、お天気が良いのに干されていないと旅行か病気かしら、なんて気になりします。
最近の天気予報の的中率は目を見張るものがありますが、同じ曇りでも乾く程度か、など日々の経験が役立つことも多いんですよね^^
人気作家さんのエッセイ集
時々読みますが作家さんのベースになるものを知ることができて小説を読む時の役に立ちます
以後その作家さんの小説に手が出なくなったという経験が有って、それからは好きな作家さんのエッセイには手を出さない事にしています。
今のところ、エッセイを読まなければ良かった、というのはありませんけど、あり得る話ですね。