光文社文庫
2018年4月 初版1刷発行
解説・ぼくのりりっくのぼうよみ
495頁
警察内部に平和警察が組織され、安全地区に指定された都市に潜む危険人物を取り締まります
市民からの密告によってリストアップされた彼らは拷問によって存在しない真実を語らされ最後には衆人環視の下、処刑されてしまうのです
不条理渦巻く世界で窮地に陥った人々を救うのは、全身黒ずくめの「正義の味方」ただ一人でした
次々出てくる登場人物
誰がどこで誰とリンクするかわからないので、名前、職業、概況をメモし時折参考にしながら読みました
あとがきに
タイトルから宇宙ものの話だと思われた方がいたら申し訳ありません
とありました
私もその中の一人です(笑)
「フィッシュストーリー」の映画で多部未華子チャンが演じた地球を救った天才数学者みたいなキャラが出てくるかと思ってました
世の中は良くなったりしないんだから
それが嫌なら、火星にでも行って、住むしかない
そういう物語でした
社会生活を構成し群れて生きる人間という生き物
そんなものかな
最近だと、コロナ絡みの自粛警察なんかも人間の特性がよく表れている行為と思います
こんな表紙カバーは嫌だ、と思ったら下にマトモなのがありました(*_*)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます