金魚絵師
深堀隆介展
平成しんちう屋
刈谷市美術館
2018年9月15日(土)~11月4日(日)
Eテレの日曜美術館で知って
刈谷での巡回展を待ちわびていました
木曽檜升に金魚を描いたアクリル樹脂作品「金魚酒」シリーズが多く展示されていますが
升以外に食器、引き出し、足袋、アルミの弁当箱、ケロリンの風呂桶、半分に割った竹、番傘などユニークな作品もあって面白かったです
自分にウケたのは古臭いタイルの手洗い場にウルトラマンが俯せになっている「麗虎」
東日本大震災で亡くなった子供さんの上履きや筆洗いバケツの中にも金魚がいました
深堀さんの鎮魂の思いが伝わってきます
先日お亡くなりになった、さくらももこさん所蔵の作品も3点(涙)
器の中にアクリル樹脂を流し込み、アクリル絵具で金魚を少しずつ部分的に描いていき、その上から樹脂を流すという作業を繰り返すことにより
まるで生きているかのような金魚が表現されます
角度を変えて見ると確かに”平面”
平面と立体の境界は2.5Gとも言えるとか
深堀さんは最初から金魚を描いていたわけではなく
創作活動が上手くいかず悶々としていたところ飼っていた金魚を見て
その美しさに制作意欲をかきたてられ
金魚に救われたことでこの出来事を「金魚救い」と呼び、表現を追求し続けているそうです
最新作のインスタレーション
全て撮影OK
平成しんちう屋
金魚が”金”なら人間は”真鍮”
フフ、難しいネ
敷地内にある佐喜知庵
茶室内の展示品
暗くてよく分りませんでした(^_^;)
日本人は金魚が好きなのよ♪
巡回だから違う場所で、でも同じ展覧会を見たなんて、なんだかとても嬉しいです!
こちらの美術館は、素敵な茶室まであって、いいなあ!
私もlatifaさんの記事を見てホント嬉しかったです!
茶室の作品はにじり口から覗くしかなく、にじり戸には触らないでくださいの注意書きまであったので何とか身体を支えて見上げるしかなく、辛かったです。
私の前に見ていたのは、呈茶のお店に和菓子を納品に来た業者さんでばんじゅう(浅めの食品コンテナ)を右手に抱えて大変そうでした(#^.^#)