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長野まゆみ「三日月少年漂流記」

2019年12月24日 | な行の作家


河出文庫
1993年1月 初版発行
2005年4月 13刷発行
解説・野上暁
156頁


博物館に展示されていた三日月少年が消えた
充電式のニッカド電池で動く精巧な自動人形(オートマタ)は盗まれたのか?
それとも自ら逃亡したのか?

描かれるのは三日月少年の漂流ではなく、三日月少年を探しに始発電車に乗り込んだ水蓮と銅貨、2人の少年の不思議な冒険です

オートマタという単語を聞くだけでもワクワク
それが美少年とくれば猶更です

リーダー格で面倒見の良い水蓮と彼の良き友人・銅貨のコンビがナイス

睡蓮と銅貨が三日月少年を追い掛けて乗る列車、三日月少年の動きを探る博物館、プラネタリウム、海洋展覧館、そして複数の三日月少年たちが乗り込んだ飛行船
長野さんの作り上げたメルヘン世界に一時夢の世界を旅してきました
短篇アニメーションに仕立てても素敵かもしれません


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