スクラップブッキング日記

スクラップブッキング講師歴18年。
作品作りに明け暮れる毎日です。

父の退院。

2010-11-30 13:18:22 | Weblog
大動脈瘤の手術を終え、一週間ぶりに昨日、父が退院してきました。
最近は最先端手術で、開腹しなくても、足の太ももからチューブを通して手術できてしまうので、
完治も早いそうです。

ところで先週の土曜日のことです。
朝7時頃、病院から実家の母に「ご主人の行動がおかしいので、大至急いらしてください!」と電話が入り、
大急ぎで主人の車の運転で、母は病院にとんで行きました。

どうやら、意味不明なことを口走り、病室で私服に着替え「今日、退院だ!」と言い張って、
タバコを吸っている(もちろん禁煙)とのこと。

「アルツハイマー??」一瞬、頭によぎったが、今まで多少、もの忘れが多くなったものの、
そんな兆候は全く感じられなかった。

「どうしちゃったんだろう・・」
もう、家族はパニック状態・・・
子供が学校がお休みで、家に待機せざるおえない私は、頭の中が真っ白になってしまった。

数時間後、入院中の父と母が帰宅した。
「おじいちゃん!大丈夫?」思わず叫んでしまった私。

ところが、話をするといつもの父となんら変わりはなかった。
TVでNHKの大河ドラマの再放送を見ながら、のん気におせんべいなんかポリポリ食べている。

お医者さんに「狭い病室で我慢したり、禁煙の禁断症状からくる一時的な状態です。
一時退院を許可しますので、ご自宅でリフレッシュしてきてください。」と言われ、戻ってきたようだ。

もう、私は立っていられずその場でへなへなと座り込んでしまった。

その後も、ベランダでガーデニングをしたり、囲碁をやったりと、なんらいつもの父と変わりなく
、つかの間の休日を楽しんでいる。

どうやら、製薬会社のプロパーの兄に聞くと「麻酔がきた時におこる、よくある症状だよ。
医者も麻酔が原因とは言えないから禁煙の禁断症状って言ってるけど・・」と言っている。

お隣のご主人は同じ手術でやはり、麻酔がさめ「孫が誘拐された!」と大騒ぎしたらしい。
兄の上司は、「麻酔がさめた時、妖精を見た!」と言ってたらしい。
その他、看護婦さんに暴力をふるったり、勝手に自宅に戻ってしまう人、色々な人がいるとのこと。

いや~、心身ともに疲れ果てた一日でした。
ともあれ、無事退院。もうこんな想い、こりごりです。
コメント
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