スクラップブッキング日記

スクラップブッキング講師歴18年。
作品作りに明け暮れる毎日です。

気分のいい日。

2012-07-08 16:05:34 | Weblog
久し振りの休日。
思いっきり寝坊して、パジャマのままゴロゴロして・・
と干物女的な休日を楽しみにしていたのですが、
小3の息子が友達を三人、家に連れてくると言だした

予定返上。
朝から大掃除

なんせ、ホームクラスと違って、リビングだけ片付ければOKというわけにいかない。
フロアー全部の部屋を、そこそこきれいにしておかないと、
どの部屋をのぞかれるか、子供のやることはわからない

以前もトイレと収納の扉を間違えて開けた子が、
雪崩事故に巻き込まれてしまったことがある

そうだ、洗面所もきれいにしておかないと・・・
それからお菓子も山のように買いに行かなくては・・
やることが一杯!

息子が一言。
「くれぐれも、安物のスナック菓子なんて買うなよ!
貧乏くさく思われるの嫌だからな」と・・

まあ、なんて、生意気な!
ケーキでも出せってこと?
9歳の子供に見栄はってどうすんのよ

とは言うものの、普段めったにお友達を家に呼ぶ機会がないのだから、
少しばかり彼の顔を立てなくては・・

仕方がない。お中元にいただいた美味しいドライケーキでも出すか・・
いいや、もったいない!
あれは、夜中こっそり、自分へのご褒美でいただく大事なお菓子。

あ~、なんてケチな女なんだろう。私って・・・
息子に「貧乏くさい」と言われても無理もない。

そうこうしていると、
ピンポ~ン
チャイムが鳴り、元気よく子供達が上がってきた。

「お休みのところスミマセン。お邪魔しま~す

まあ、なんて気の利いた挨拶が出来る子なんだろう・・

さっそく、「テレビゲームをやる」と
みんな、バックの中からゲームのリモコンを取り出した。
マイリモコンときましたか・・用意のいいこと。

すると「すみませ~ん!手を洗わせてくさい」と言う。
なんてお行儀がいいんだろう・・
うちの子なんて、帰ってきてから、手なんか洗ったことないわ。

「あっ、おやつと飲み物は持ってきましたから、
3時になったら、食べるので、どうぞおかまいなく・・」

「そっ、そう?」

4人一列に並び、黙々と対戦型ゲームに熱戦。
この集中力。お勉強に生かすことは出来ないものだろうか?

さんざんゲームをやりまくり、時間が過ぎ、
そろそろ飽きてきた頃・・・

「ねえ、これ、ナナイのお母さんが作ったの?」
棚においてあるミニアルバムを指差す

「そうだよ」
「すっげ~っ!おい!見ろよ!何これ?」

キッチンでお皿を洗う手を止め、聞き耳を立てる。

「おまえ、幸せだよ~。オレなんか自分のアルバムなんて見たことないぜ」
「いや~、オマエが羨ましいよ。こんなの作ってもらえて~」

思わず、嬉しさのあまりニヤニヤしてしまう私

そうだ、3時!おやつの時間。
こんなに褒めてもらって、湖池屋のポテトチップスでは申し訳ない。
気がつくとふんぱつして、お中元で頂いたドライケーキを用意している私

「わ~っ、子供にこんな高そうなお菓子、いいんすかあ~?」
「ナナイ~、お前はやっぱり幸せものだよ」

褒め殺し・・・・悪い気はしない。

5時。帰りの時間。

「ところでお母さんって、何歳?」
息子が耳打ちして教える。

「え~っ!若く見えますね~、30代後半って言ってもごまかせますよ」
「あら、そう?」

ついには、お菓子のお土産まで持たせる私。

「また、良かったら、いつでも遊びに来てね~
笑顔で手を振り、玄関先まで見送る

おだてられ、気分のいい一日でした











コメント
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